イスラエル軍が再び、ガザ南部の「安全地帯」を攻撃、21人のパレスチナ人を殺害
イスラエル軍は5月28日、ガザ地区南部のラファでの攻撃を強め、再び多くのパレスチナ人が避難していたエリアを砲撃した。
ラファ西部の安全地帯を攻撃
イスラエル軍の戦車は28日にも、ラファ西部にあるal-Mawasiと呼ばれるエリアを砲撃。これにより21人のパレスチナ人が殺害された。
このエリアには多くのパレスチナ人が避難し、テントで暮らしており、イスラエル側により「安全地帯」に指定されていたという。
そして殺された21人のパレスチナ人のうち、13人が女性と子供だったとされている。
At least 21 Palestinians killed and dozens wounded in Israeli attacks on tent camp housing displaced families near Gaza’s Rafah city https://t.co/yLLZjWxkxN pic.twitter.com/NgFQSeIpL6
— Al Jazeera English (@AJEnglish) May 28, 2024
イスラエル軍は5月26日にも、「ハマス」の幹部が隠れていたとし、「安全地帯」に指定されていたエリアを空爆。少なくとも45人のパレスチナ人を殺害し、200人以上を負傷させた。
その際、頭のない幼い子供の遺体を掲げた男性の映像がネット上にも浮上し、広く注目を集めた。
What is daily life like in Gaza? From starvation to displacement, Al Jazeera’s @MaramGaza explains the living situation, and how it’s worsened since the invasion of Rafah. pic.twitter.com/lMO3jcREqE
— Al Jazeera English (@AJEnglish) May 28, 2024
ラファの別の場所でも16人を殺害
さらにイスラエル軍はラファの中心部に到達し、西部を標的にして、地上作戦を拡大させようとしている。
パレスチナ赤新月社などによれば、イスラエル軍はラファ西部の Tal Al Sultan地区へも攻撃を行い、少なくとも16人のパレスチナ人が殺害されたという。
殺害されたパレスチナ人のうち7人は、国連施設に隣接するキャンプ場にいたとされ、そこは26日に空爆された場所から、200mしか離れていないと言われている。
ガザ地区の保健当局は5月28日、過去24時間で、ガザ地区全体において46人が死亡し、110人が負傷したと発表した。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長によれば、この3週間でラファからは約100万人のパレスチナ人が、安全な場所を求めて避難しているという。(了)
#Rafah latest:
🛑 1 million people forced to flee in search of safety, only in the past 3 weeks.
🛑 Heavy bombardment continued overnight in the area including in Tal Al Sultan where the UN main offices in Gaza are.
🛑Most of our staff could not make it to work. They are… pic.twitter.com/4mkmORe5aZ— Philippe Lazzarini (@UNLazzarini) May 28, 2024
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli army kills 46 people across enclave(5/28)