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デルタ航空の機内で気圧に異常、乗客が耳や鼻から出血

デルタ航空の機内で気圧に異常、乗客が耳や鼻から出血
flickr_James Wang

アメリカ・デルタ航空の機内で先日、気圧に問題が生じ、乗客らが痛みを訴える事態となった。

 

140人のうち10人が治療を受ける

 

その事態に陥ったのは9月15日、デルタ航空の1203便とされている。

 

当時、ボーイング737-900型機は、ユタ州のソルト・レイク・シティから、オレゴン州のポートランドに向かって飛行していたという。

 

しかし突然、機内で気圧の問題が発生し、乗客が苦しみ出したそうだ。このため1203便はソルト・レイク・シティに引き返し、緊急着陸を行った。

 

気圧の異常で、乗客140人のうち10人が、耳や鼻から出血したために、着陸後、病院へ搬送されたという。

 

耳が飛び出すような感覚

 

メディア「KSLTV」の取材に応じた乗客の1人、キャリン・アレンさんは、周りを見渡すと夫が座席で前かがみになり、両手で耳を押さえていることに気づいたそうだ。またその後、他の乗客も苦しんでいることに気づいたとし、次のように語った。

 

「通路の反対側で私の一列ほど後ろを見たら、明らかにひどい鼻血を出している紳士がいて、人々が彼を助けようとしていました」

 

もう1人の乗客であるジェイシー・パーサーさんもテレビ局に対し、誰かに耳を刺されたように感じ、耳が飛び出すような感覚があったとし、「耳をつかんで手を引っ込めたら、血がついていました」と述べている。

 

その後、デルタ航空は声明を発表し、乗客に謝罪。技術者が気圧の問題を解決し、翌日には同機の運行を再開したと明らかにした。

 

しかし現在、アメリカ連邦航空局(FAA)は、一部の乗客が耳の破裂や鼻血を患ったことを重く受け止め、デルタ航空を調査しているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Delta faces US investigation after flight passengers report bloody ears and noses(9/19)

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