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イスラエル軍がレバノンの75地点を空爆、過去1週間で700人が死亡

イスラエル軍がレバノンの75地点を空爆、過去1週間で700人が死亡
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イスラエル軍は9月26日もレバノン各地に空爆を加え、多くの人々が殺害された。

 

レバノン東部や南部、首都郊外も空爆

 

イスラエル軍は26日、レバノン東部や南部の75地点の標的を空爆したと明らかにした。

 

レバノン東部での空爆では約20人が殺害され、死者のほとんどがシリアからの移民だったという。

 

またイスラエル軍は、首都ベイルート南部郊外のマンションも空爆。これにより2人が死亡し、15人が負傷したそうだ。

 

イスラエル軍はこの攻撃で、「ヒズボラ」のドローン部隊の司令官、Mohammed Hussein Surour氏が死亡したと主張。一方、「ヒズボラ」側はこの主張に対して、まだ反応を示していない。

 

レバノンの保健省は26日、イスラエル軍の空爆により、過去24時間で92人が死亡したと明らかにしている。

 

昨年10月以来、死者は1540人

 

レバノンの保健省によれば、イスラエル軍の空爆が始まってから1週間で、すでに700人が殺害されたという。

 

またガザ侵攻が始まった昨年10月以来、イスラエルによる攻撃で、国内での死者数が1540人に達したと発表した。

 

国連の国際移住機関は、イスラエル軍の空爆により、この1週間だけで約11万8000人が避難を余儀なくされたと報告している。

 

ガザ地区でも36人のパレスチナ人が死亡

 

一方、ガザ地区でもイスラエル軍の攻撃が続いており、26日には過去24時間で36人のパレスチナ人が殺害された。

 

特にガザ地区北部にあるジャバリア難民キャンプでは、学校がイスラエル軍により攻撃され、避難していた15人が殺害されたという。

 

同じくジャバリア難民キャンプにある住宅も、イスラエル軍による攻撃を受け、4人のパレスチナ人が死亡。少なくとも5人が負傷したそうだ。

 

米政府がイスラエルに軍事支援

 

イスラエル国防省は9月26日、アメリカ政府から87億ドル(約1兆2500億円)分の軍事支援を受け取る予定だと明らかにした。

 

イスラエル国防省は声明で、この支援は「イスラエルが進めている軍事作戦を支援するためのものだ」と述べたという。

 

87億ドルのうち35億ドル分の支援は、すでに移管されており、残りの52億ドル分は、防空システムの「アイアン・ドーム」や「ダビデ・スリング」、先進的なレーザー兵器などに関するものになるそうだ。

 

そんな中、アメリカ政府などは、中東での全面戦争を回避するため、イスラエルとレバノンに対し、21日間の停戦を受け入れるよう求めたが、イスラエルのネタニヤフ首相は、この呼びかけを拒否。「ヒズボラ」がロケット弾による越境攻撃をやめるまで、「総力」を挙げて、攻撃を行うと約束した。

 

ミシガン州で抗議集会

 

世論調査によると、アメリカ人の半数以上がアメリカ政府の対イスラエル軍事支援は制限されるべきだと答えているという。

 

そして米国内最大のアラブ人コミュニティがあるミシガン州ディアボーンでは9月25日、ヒズボラに対するイスラエルの攻撃に抗議するため、集会に約1000人が参加したそうだ。

 

講演を行った多くの人々は、イスラエルへの軍事支援について、民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領とバイデン大統領を非難。11月の大統領選挙でも、ハリス氏を支持しない姿勢を示したという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel attacks Lebanon, Gaza live: Strikes ongoing despite ceasefire calls(9/26)

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