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ネタニヤフ首相の私邸にドローン攻撃、イスラエル軍はガザ地区の病院を空爆

ネタニヤフ首相の私邸にドローン攻撃、イスラエル軍はガザ地区の病院を空爆
X_@ItayBlumental

イスラエルのネタニヤフ首相の住宅がドローン攻撃に遭うも、大きな被害は出なかったという。

 

3機のうち1機が付近に着弾

 

そのドローン攻撃が行われたのは10月19日、場所はイスラエル北部の海辺の町、カイサリアにあるネタニヤフ首相の私邸とされている。

 

この私邸はネタニヤフ首相が所有する3つの住宅のうちの1つで、当時ネタニヤフ首相や、妻のサラさんも在宅してなかったという。

 

しかし3機の無人機のうち2機は撃墜されたが、残り1機が付近の住宅地に着弾。ただ死傷者は出ておらず、建物の外観にも大きな被害はなかったと言われている。

 

この攻撃では、探知されにくい軽量のドローンが使われたと見られ、空襲警報が鳴るのが遅れたそうだ。「ヒズボラ」はこの攻撃の関与について、明らかにしていない。下はそのドローンとみられる動画。

 

イスラエル北部にロケット弾攻撃

 

シーア派組織「ヒズボラ」は10月18日に、イスラエルとの戦闘が新たな段階に入ったと発言しており、翌19日にはイスラエル北部の地中海に面した都市、ハイファやガリラヤ西部へロケット弾攻撃を行った。

 

この攻撃では55発のロケット弾が発射され、そのうち20発はハイファに向けられ、少なくとも9人のイスラエル人が負傷したという。

 

またイスラエルの港町、Acreでもロケット弾の破片が1人の男性に当たり、その後死亡が確認された。

 

レバノン北部でもイスラエル軍の空爆

 

一方、イスラエル軍もレバノンに向けて空爆を続けており、10月19日には首都・ベイルートの北部にある町、Jouniehが初めて攻撃を受けたという。

 

この空爆は首都と町を結ぶ主要な幹線道路を狙ったものとされ、爆弾が車にあたり、乗っていた2人が死亡した。

 

またレバノンのベカー渓谷東部の町、Baaloulにもイスラエル軍の空爆が行われ、住宅の建物に爆弾が直撃。付近の町、Sohmor市のハイダル・シャーラ市長を含む、4人が殺害された。

 

ガザ地区の病院を包囲し、直接攻撃

 

イスラエル軍は、ガザ地区北部にあるジャバリア難民キャンプへの包囲を強化し、近隣の町ベイト・ハノウンとベイト・ラヒヤにも戦車を進め、住民に避難命令を出して、包囲したという。

 

またイスラエル軍は、ガザ地区北部にあるインドネシア病院やカマル・アドワン病院、アル・アウダ病院に対し、閉鎖するよう命令。これらの病院を包囲し、直接標的にしているそうだ。

 

実際、北部のジャバリア難民キャンプにあるアル・アウダ病院では、建物の最上階がイスラエル軍による空爆に見舞われ、数人の職員が負傷したという。

 

インドネシア病院では、集中治療を受けていた患者2人が、イスラエル軍による病院の包囲や停電、医療品の不足などにより死亡した。

 

 

さらにガザ地区中部の町、Zawaydaでもイスラエル軍によって家屋が攻撃され、子供2人を含む少なくとも10人のパレスチナ人が殺害されたと言われている。

 

ガザ地区の保健当局によれば、イスラエル軍は10月19日、ガザ地区北部ジャバリア近郊の町、ベイト・ラヒヤに攻撃を加え、子供や女性を含む、少なくとも73人のパレスチナ人を殺害したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Netanyahu vows revenge on Iran proxies after drone attack on his house(10/19)

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