16歳未満はSNSを禁止へ、オーストラリア議会に法案を提出
16歳未満の子供にSNSの使用を禁止する法案が、オーストラリアの連邦議会で審議されることになった。
年末までに可決される見通し
オーストラリア政府は今年9月、SNSの利用に関して、最低年齢を設定する法案を導入する意向を発表。ただ最低年齢が何歳になるのか、は明らかにされていなかった。
しかしアルバニージー首相(労働党)は11月7日、最低年齢が16歳未満に落ち着いたと明らかにした。
この年齢制限については野党も賛成しており、この法案は年末までに可決される見通しになったという。
違反しても罰則はなし
この法律は、議会で可決されてから12カ月後に施行される予定だが、違反した場合でも罰則は設けられていない。
ただインスタグラムなどのSNS企業も、年齢制限を強制する責任を負うことになり、例え保護者の同意があったとしても、16歳未満の子供はサインアップできない仕様になるそうだ。
アルバニージー首相は、子供にSNSを禁止させることについて、「ソーシャルメディアは子供たちに害を与えている」とし、「オーストラリアの親たちが、ソーシャルメディア利用の影響について心配していることを、理解している」と述べた。
ただし首相は、これらの改正によってすべてが直ちに解決されるとは思っておらず、同時にSNS企業に対し、「アクセスを防ぐための合理的な措置を講じ、それを証明することを期待している」と語っている。(了)
出典元:9NEWS:‘This one’s for the mums and dads’: Anthony Albanese announces proposed national social media ban for kids aged under 16(11/7)