フランスのサッカースタジアムで、再びイスラエル人サポーターが暴れる
先日、オランダでイスラエルのサッカーファンが暴力行為を働いたが、フランスでも彼らが騒動を引き起こした。
フランス人サポーターのエリアに侵入
UEFAネーションズリーグで、フランス対イスラエルの試合が14日に行われたが、そこで再びイスラエル人サポーターが人々に襲い掛かった。
試合が開催されたパリにあるスタジアム「Stade de France」では、約50人のイスラエル人サポーターが柵を乗り越えて、フランス人サポーターのエリアに侵入。
小競り合いを始めて、暴力沙汰にまで発展したという。撮影された動画にも、イスラエルの国旗を身につけたサポーターたちが、人々に暴力を振るう様子が映っている。
Et la première bagarre du match avec des supporters israéliens #FRAISR #StadedeFrance pic.twitter.com/gJDW1UoO0I
— Jules KUTOS-BERTIN (@juleskts_) November 14, 2024
🔴 Des supporters israéliens ont frappé des supporters français lors du match France-Israel au Stade de France, après des sifflets lors de l’hymne israélien. Vidéo qui a été prise à 20h56 (Vincent, spectateur à l’intérieur) #FRAISR #palestine #gaza #israel pic.twitter.com/0VPO4x9PoA
— Le Média (@LeMediaTV) November 14, 2024
イスラエルの国歌斉唱でもブーイング
この小競り合いは、その後スタジアムに潜入していたフランスの警察官によって鎮圧されたという。
しかし試合開始前に行われたイスラエルの国歌斉唱では、激しいブーイングが起き、挑発的な言葉も投げかけられたそうだ。
実は先日、オランダのアムステルダムでも、イスラエルのサッカーチーム「マッカビ・テルアビブ」のサポーターが暴れ、町に掲げられていたパレスチナの国旗を引きずり下ろすなどの行為を働き、市民に対しても暴力をふるった。
またイスラエル人のサポーターは、親パレスチナの人々とも激しく衝突。これにより60人以上が逮捕されたという。
この事件により、現地観戦を控えるよう呼びかけられ、今回の試合でもチケット8万枚のうち売れたのは約1万3000枚だけで、イスラエルのファンは約600人しか観戦していなかったと推定されている。
ガザ市で37人のパレスチナ人が死亡
一方、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続けられ、15日には北部のガザ市にあるal-Karama地区へ砲撃が行われ、少なくとも4人のパレスチナ人が殺害された。
また同じくガザ市のZeitoun地区でも、イスラエル軍は攻撃を行い、2人のパレスチナ人が殺されたという。
さらにイスラエル軍は、ガザ市を離れて中部海岸沿いへ逃げようとしていた人をも攻撃。これにより1人の死亡が確認された。
ガザ地区の医療関係者によれば、15日には夜明け以来、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも37人のパレスチナ人が死亡したという。
シリアやレバノンでも多数の死者
またイスラエル軍は、シリアへの攻撃も強化しており、11月14日には首都・ダマスカスの住宅を空爆し、少なくとも15人が死亡している。
レバノンの保健省も、14日に行われたイスラエル軍の攻撃により、全土で59人が死亡したと発表。昨年10月以来、死者数は3445人、負傷者は1万4599人になったと明らかにした。(了)
出典元:METRO:Shocking moment Israeli football hooligans start brawling inside stadium(11/14)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli attacks rock Gaza and Lebanon amid new ceasefire push(11/15)