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イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区全域で111人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区全域で111人のパレスチナ人が死亡
X_The Palestine Chronicle

イスラエル軍はガザ地区北部に激しい攻撃を加えており、わずか1日で100人以上のパレスチナ人が殺害された。

 

北部のビルが攻撃され、72人が死亡

 

ガザ地区北部の町、ベイト・ラヒヤでは11月17日、イスラエル軍により住宅用のビルが攻撃され、少なくとも72人のパレスチナ人が殺されたという。

 

現在、民間防衛隊が救助に当たっているが、まだ多くの人が崩れた瓦礫の下に埋まっており、負傷者も多数出ているそうだ。

 

 

同じくガザ地区北部にある、国連が運営する学校「Abu Assi school」もイスラエル軍の攻撃を受け、少なくとも10人が死亡、数十人が負傷した。

 

この学校では、ガザ地区の他の場所から避難してきた、数千人のパレスチナ人が暮らしていたとされている。

 

さらにガザ地区中部の町、ヌセイラトやブレイジ難民キャンプへも、イスラエル軍の攻撃が行われ、医療関係者によると、17日の未明以来、少なくとも111人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

ガザ地区のメディア事務所は、攻撃時に住宅にいた人々のほとんどが女性と子供であり、イスラエル軍はそれを知っていたと主張。同時に「イスラエルやアメリカ政府、イギリス、ドイツ、フランス、その他の虐殺参加国が、民族浄化戦争の継続に対して全責任を負っている」と非難した。

 

ベイルートの中心部も攻撃

 

一方、イスラエル軍は17日、レバノンの首都・ベイルートの中心部も複数攻撃し、「ヒズボラ」の報道官などが殺害された。

 

レバノン国営メディアによれば、イスラエル軍はベイルートの中心部、Ras al-Nabaa地区にある建物を空爆。これにより「ヒズボラ」のメディア責任者である、モハマド・アフィフ氏が死亡したという。

 

その後、イスラエル軍はベイルートのマル・エリアス通りにいた車両を狙い、攻撃を行ったそうだ。この攻撃により車両が爆発、付近の地面には負傷者が横たわっていたと言われている。

 

 

またイスラエル軍はベイルート南部の郊外にある、Burj al-Barajneh地区へも空爆。建物が大きな被害を受けたという。

 

 

さらに南部のハスバイヤ地区にあるレバノン軍の駐屯地も、イスラエル軍の攻撃を受け、兵士1人が死亡、3人が負傷し、うち1人が重傷を負ったそうだ。

 

レバノン保健省は17日、16日に行われたイスラエル軍の攻撃により、29人が死亡したと発表。これで昨年以来、死者数は3481人、負傷者は1万4786人となった。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: At least 72 killed in Israeli strike on north Gaza, Beirut hit again(11/17)

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