ウクライナで生物兵器を使用したとされるロシア軍の司令官、爆殺される【動画】
ロシア軍の司令官が国内で何者かによって暗殺され、その瞬間が撮影された。
建物から出てきた時に爆発
ロシア軍の「核・生物・化学防衛軍」の司令官、イーゴリ・キリロフ中将と側近が12月17日の早朝、モスクワの住宅街で爆殺されたという。
当時撮影された映像には、キリロフ中将と側近が建物のドアから出てきた時、突然何かが爆発する様子が映っていた。
ロシアの調査委員会によれば、この時、そばにあったスクーターに仕掛けられた物が、遠隔操作により爆発したという。その瞬間がこちら。
NEW: Video footage shared with @FT shows the assassination of Lt. Gen. Igor Kirillov and his assistant in Moscow this morning. Story here with @maxseddon https://t.co/UJ69DcJ3lr pic.twitter.com/OdQyO9JEN4
— Christopher Miller (@ChristopherJM) December 17, 2024
ウクライナ保安庁が実行か?
ウクライナ政府の情報筋がBBCに語ったところによると、この暗殺はウクライナ保安庁が行ったという。
もっともウクライナ政府は、まだこの暗殺の関与については明らかにしていない。
しかしウクライナ保安庁は以前、キリロフ司令官の指導の下で、ウクライナにおいて化学兵器が4800回以上も使用されたと主張。このため、キリロフ氏は「正当なターゲット」であり、戦争犯罪を行ったと非難していた。
またイギリス政府も10月、キリロフ司令官がウクライナでの化学兵器使用を監督し、ロシア政府の偽情報の代弁者として行動したとして、同司令官に制裁を発動していたという。
一方、ロシア側は、ウクライナで化学兵器を使用したことを否定している。(了)
出典元:BBC:General killed in Moscow a legitimate target, says Ukraine(12/17)