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スコットランドで何者かがオオヤマネコを自然に放つ、警察が捜査

スコットランドで何者かがオオヤマネコを自然に放つ、警察が捜査
flickr_Enrique Dans

イギリスのスコットランドで、2頭のオオヤマネコが自然に放たれ、現在警察が捜査を進めている。

 

ハイランド地方で目撃情報

 

そのオオヤマネコの目撃情報が寄せられたのは、スコットランドのハイランド地方にある町、Drumguishとされている。

 

目撃されたオオヤマネコは2頭とされ、何者かが違法に自然に放ったと考えられているという。

 

警察は現在、特別訓練を受けたハイランド野生動物公園の職員の支援を受け、オオヤマネコを追跡しているという。

 

Cairngorms国立公園管理局は、オオヤマネコを自然に放ったことを非難すると共に、人々にはその地域に近づかないようにし、オオヤマネコに関する情報を持っている人は警察に連絡するよう呼びかけた。

 

再導入の計画があるものの…

 

実は、イギリスにはかつて、オオヤマネコが住んでいたが、500年から1000年前、絶滅に追いやられたという。

 

そのため一部の保護団体は、オオヤマネコをスコットランドに再導入する、運動を行っているそうだ。

 

しかしこの運動に関与している保護団体「スコットランド:ザ・ビッグ・ピクチャー」のピーター・ケアンズ氏は、「違法に自然へ放つことは、その目的を達成する方法ではない」とし、「これは歓迎されない、極めて無責任なことだ」と非難している。

 

また保護団体「RSPBスコットランド」も、「スコットランドに、かつての在来種としてオオヤマネコの再導入を支持しているが、公式の保全移送ガイドラインに従って活動しており、したがって、非公式に自然に放つことは、承認された保護プロジェクトを遅らせるだけだ」と批判している。(了)

 

出典元:BBC:Warning after two lynx released in Highlands(1/8)

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