Switch news

知っておきたい世界のニュース

ノルウェー海軍のフリゲート艦が沈没の恐れ、タンカーと衝突し船内へ浸水

ノルウェー海軍のフリゲート艦が沈没の恐れ、タンカーと衝突し船内へ浸水
Twitter/NavyLookout

ノルウェー海軍のフリゲート艦が、タンカーと衝突後、沈没する可能性が高まっている。

 

フリゲート艦が沈没の恐れ

 

軍関係者によれば、フリゲート艦「KNM Helge Ingstad」はノルウェー第2の都市、Bergenの北、Stureの町の沖合に停泊していたという。

 

しかし11月8日の午前4時頃、ドッグへ入ろうとしたところ、マルタ船籍の石油タンカー「Sola TS」と衝突。

 

これにより137人以上いた「KNM Helge Ingstad」の乗組員は、船に沈没の恐れがあるとして退艦したとされている。

 

Twitter/NavyLookout
Twitter/NavyLookout

1万リットルの軽油も流出

 

この事故により8人が負傷。そのうち2人がまだ病院に入院しているが、命に危険が及ぶ状態ではないそうだ。

 

しかしタンカーの衝突により「KNM Helge Ingstad」の船体には穴が開き、船内が浸水。ポンプなどで汲み出す以上の海水が流入しており、船尾が海へと沈み込んでいるという。

 

写真でも船体が大きく傾いている様子が見て取れる。「KNM Helge Ingstad」の艦長は衝突後に沈没を防ぐため、船体を岸に近づけ、浅瀬に乗り上げたそうだ。

 

また積載されていた1万リットルの軽油も海へ流出し、これらは搭載していたヘリコプターの燃料と見られている。

 

一方、衝突したタンカーの方はダメージを受けておらず、23人の男性乗組員もそのまま船内にとどまっているとか。

 

事故原因は現在調査中

 

この「KNM Helge Ingstad」はNATOの大規模軍事演習「Trident Juncture」に参加した後に帰還するところだったとされ、一方タンカーの「Sola TS」は石油を積み、イギリスのSyslaへ向かう途中だったという。

 

そして現在も事故原因について調査が進められているようだが、タグボートも関与している可能性があるそうだ。

 

「KNM Helge Ingstad」は2009年にスペインで建造され、船尾にヘリパッドを設置。イージスシステムを搭載した、ノルウェー海軍最新鋭の軍艦とされている。(了)

 

 

出典元:METRO:Navy frigate on verge of sinking after crash with oil tanker(11/8)

出典元:EXPRESS:Warship in danger of SINKING after colliding with oil tanker in Norwegian fjord(11/9)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top