ヨーロッパ各地で最高気温の記録更新、フランスでは40℃超えを観測

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猛暑によりヨーロッパ各地で最高気温の記録が破られ、山火事もより大規模かつ激しくなっている。
気象観測所の40%で、40℃を超える
フランス南西部では、8月11日にアングレームの町やベルジュラック、ボルドー、サンテミリオン、サンジロンで最高気温の記録が破られたという。
またフランスの気象観測所の40%で、40℃を超える気温が記録されたそうだ。
フランス気象局は、この地域の「しばしば驚異的で、前例のない最高気温」は、過去数十年の平均気温より12℃高かったと述べている。
北極圏でも30℃を超える気温
クロアチアでは、Šibenikの都市で39.5℃、Dubrovnikで38.9℃となり、最高気温の記録が更新された沿岸部では大規模な森林火災が発生し、バルカン半島の隣国にも被害が及んだという。
また今月には、北極圏でも30℃を超える前例のない気温が記録されたそうだ。
イタリアでも、主要27都市のうち16都市に猛暑警報が発令され、4歳の男児が熱中症で死亡。また、スペインでは山火事で男性が全身の98%に火傷を負い、死亡した。
フランス気象庁の気候科学者、ロリアン・バテ氏によれば、1947年以降フランスで発生した51回の熱波のうち、半数以上が過去15年間に発生したという。
その上でパテ氏は「残念ながら、これは予想通りです。明らかに、これは温暖化の兆候です」と述べている。(了)
出典元:The Guardian:Temperature records broken as extreme heat grips parts of Europe(8/13)