Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区での死者が6万5000人を超える

イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区での死者が6万5000人を超える
X_Al Jazeera English

2023年の10月にイスラエル軍がガザ地区へ攻撃を開始して以来、殺されたパレスチナ人の数が6万5000人を超えた。

 

6万5062人が死亡、16万人以上が負傷

 

ガザ地区の保健当局によれば、イスラエルによる約2年間に及ぶガザ地区への攻撃で、これまでに少なくとも6万5062人が死亡、16万5697人が負傷したという。

 

また9月17日には、過去24時間で「ガザ人道財団(GHF)」の配給所付近において、7人のパレスチナ人が射殺され、87人の負傷者が病院へ搬送されたそうだ。

 

「ガザ人道財団(GHF)」の配給所は今年の5月に稼働したが、それ以来支援物資を求めていたパレスチナ人、2504人が殺害され、1万8381人以上が負傷したと言われている。

 

2つの病院付近へ攻撃

 

さらにイスラエル軍は、ガザ地区北部のガザ市への本格的な地上侵攻を継続しており、ガザ市西部にあるShati難民キャンプでは、空爆により1人の子供とその母親が殺された。

 

ガザ地区北部にあるアル・シファ病院付近でもイスラエル軍の攻撃が行われ、少なくとも13人のパレスチナ人が死亡。ガザ市内にあるアル・アハリ病院付近でも、少なくとも4人が死亡した。

 

「国境なき医師団(MSF)」も9月17日に声明を発表し、ガザ地区中部のDeir el-Balahや南部のハンユニスの診療所で働いていた看護師、Hussein Alnajjarさんがイスラエル軍の攻撃が原因で、亡くなったと明らかにした。

 

Alnajjarさんは5日前に、イスラエル軍の空爆による破片で負傷し、治療を受けていたが、9月16日に死亡したそうだ。これにより、イスラエル軍に殺された「国境なき医師団」のメンバーは13人目となる。

 

ガザ地区の医療関係者によると、イスラエル軍によるガザ全域への攻撃で、9月17日には少なくとも83人のパレスチナ人が死亡し、北部のガザ市だけで61人が殺害されたという。

 

車両に爆弾を仕掛け、建物を破壊

 

人権団体「ユーロメッド人権モニター」は、イスラエル軍が爆弾を仕掛けた車両を使用し、ガザ市の住民を強制的に避難させ、家屋を破壊していると明らかにした。

 

「ユーロメッド人権モニター」によれば、9月17日にも、ガザ市のTal al-Hawa地区で爆弾を仕掛けた車両10台が爆発したという。

 

またレバノン保健省は17日、イスラエル軍が北東部の都市、バールベックで車両1台を攻撃し、少なくとも2人が死亡したと発表した。

 

北東部のベカー高原にあるバールベックは、イスラエル国境から100kmも離れているにも関わらず、イスラエル軍は停戦合意後も、度々攻撃しているそうだ。

 

イギリスではアメリカのトランプ大統領の訪問に合わせ、ロンドンの中心街で、数千人に及ぶ反トランプ派の参加者が集まり、パレスチナ国旗を振り、ガザ地区での紛争終結を求めてデモ行進を行った。

 

デモ行進の先頭には、「アメリカとイスラエルのテロを止めろ」と書かれた大きな横断幕も掲げられていたという。

 

 

またイギリスの「緑の党」の党首であるザック・ポランスキー氏は、イギリス人の「大多数」が「トランプ氏と彼の掲げるすべてのものに反対している」と発言。トランプ氏のイギリス訪問の目的を、「ガザ地区で起きているジェノサイドへの自身の加担を隠蔽するため」だと主張した。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel has killed over 65,000 Palestinians in war on Gaza(9/17)

 

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top