ガザ地区でイスラエル軍の攻撃により4人が死亡、ヨルダン川西岸でも暴力が続く

イスラエル軍は停戦中にもかかわらず、ガザ地区で攻撃を繰り返しており、パレスチナ人を殺害し続けている。
イスラエル軍による銃撃や砲撃
イスラエル軍によるガザ地区への攻撃は、規模が縮小されているものの、継続しており、11月24日の朝の時点で4人のパレスチナ人の死亡が確認された。
またガザ市東部のTuffah地区では11月24日、イスラエル軍の不発弾が突然爆発、2人の子供が負傷し、治療を受けているという。
さらにガザ市のシュジャイヤ地区では、少なくとも1人のパレスチナ人がイスラエル軍に銃撃され、ガザ地区最北端のベイト・ラヒヤでも、イスラエル軍の砲撃により、数人が負傷したそうだ。
人道支援物資の搬入を厳しく制限
アメリカが支援してきたガザ人道財団(GHF)は11月24日、活動を停止すると明らかにした。
ガザ人道財団(GHF)は2025年5月に活動を開始したが、イスラエル軍と外国の請負業者は、GHFの配給拠点で支援物資を求めるパレスチナ人に対し、定期的に発砲。国連の専門家によると、GHFの配給拠点周辺で少なくとも859人が死亡したという。
ガザ地区では現在も、イスラエル軍による「飢餓作戦」が続けられており、必要な支援トラックの3分の1しか入っていない。
そんな中、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、ガザ地区への人道支援物資の搬入が依然として極めて制限されているため、21万4000人以上のパレスチナ避難民が冬の間、極めて脆弱な状況に置かれていると警告した。
OCHAによると、避難所全体の生活環境は「極めて悲惨な」レベルにまで悪化しているという。また先週の日曜日から水曜日にかけて、ガザ地区に入ることができたトラックは、わずか32台だったそうだ。
パレスチナ人の農地に放火
ヨルダン川西岸地区でも暴力が継続しており、11月24日には中部のラマラ近郊の町で、イスラエル人入植者が、パレスチナ人所有の農地に放火したという。
また北部のナブルスでは、イスラエル軍が襲撃中に、地元住民と衝突。イスラエル兵はパレスチナ人の住宅に向けてミサイルを発射し、1人が負傷したが、イスラエル軍は救急車の搬送を阻止したそうだ。
イスラエル側はこの衝突を、パレスチナの戦闘員との交戦ととらえており、銃撃戦が続けられたと述べている。
さらに占領下にあるエルサレム北東部の町、Mikhmasでも、イスラエル人の入植者が、農地を耕していたパレスチナ人の農民を襲撃したという。
この時、イスラエル人の入植者には、イスラエル軍の兵士が同行していたそうだ。
イスラエル軍と入植者による、パレスチナ人およびその財産への攻撃は、10月だけで2350件発生したと記録されている。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Funerals in Gaza for 4 slain by Israel as war remnants kill child(11/24)


























