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ヨーロッパでクルド人が、トルコの攻撃を非難しデモ行進を行う

ヨーロッパでクルド人が、トルコの攻撃を非難しデモ行進を行う

トルコがシリア北東部へ攻撃したのを受け、海外に在住するクルド人らが各地でデモ行進を行った。

 

ロンドンやパリ、ベルリンでデモ行進

 

イギリスでは10月13日の午後、ロンドンの中心部で数千人のクルド人が集まり、シリア北東部へのトルコの攻撃を非難するデモを行ったという。

 

彼らは旗を振り、プラカードを掲げ、スモークを持ち、BBCの本社前から議会のあるウェストミンスターへと向かったそうだ。

 

デモ参加者はイギリスのボリス・ジョンソン首相が、数千人のクルド人が住む街に砲弾を打ち込んだトルコのエルドアン大統領に対し、より強い姿勢をとるよう要請した。

 

また同様のデモ行進は10月12日にも、フランスのパリやドイツのベルリン、オランダ、スウェーデン、スペインなどでも行われたという。

 

200人殺害、13万人の難民が生まれる

 

トルコがクルド人の支配するシリア北東部を攻撃してから7日(10月9日に軍事作戦を開始)。トルコ政府は、侵攻の理由について、隣国との間に30kmに及ぶ安全地帯を築くためだと主張している。

 

しかしこの攻撃で約200人が殺され、その多くはこの地域の安定を確立してきたクルド人の住民だという。

 

また国連は、この戦闘で約13万人の難民が生まれたと報告しており、多くのクルド人らがRas al-AinやTell Abiaなど爆撃を受けた街から逃げてきたとしている。

 

ISISから街を解放したグルド人

 

トルコによる攻撃は、アメリカのトランプ大統領がシリア北西部から米軍を撤退させると表明した後に行われた。

 

トランプ大統領の決断は、アメリカの与野党や同盟国からも非難され、ISISとの戦いにおいて大きな役割を果たし、西側諸国が最も信頼しているクルド人に対する「裏切り行為」とまで言われている。

 

ロンドンでタクシーの運転手をしている、クルド人のNiaz Maarofさん(41)は、PANewsの取材に対し、次のように語っている。

 

「これは、Rojavaにいるクルド人を攻撃したエルドアンやトルコに反対する姿勢を示すデモなのです。そこでは私たちは約10年も、ずっとISISと戦ってきたのです。彼ら(クルド人)は、そのエリアを解放しました。そして今は民主的な政府を運営しています。しかし今、アメリカの青信号を得たトルコがシリアを攻撃しているのです。世界はシリアで、クルド人に借りがあるはずです。もし人々がそれを本当に理解するなら、イギリス人はトルコに武器を売るのをやめるべきです。昨年、テリーザ・メイ首相はトルコに戦闘機を与えました。トルコ軍はそれを、私たちに対して使っているのです。世界中が見つめています。でも誰も何も言いません。私たちクルド人は困惑しています。トルコに対してだけでなく、世界に対してもです。私たちは支援をされていないからです」

 

先日、トランプ大統領はクルド人を攻撃するトルコに対して「事態が解決されるまでトルコに経済制裁を科す」と発言し、停戦を呼び掛けているが、トルコのエルドアン大統領は「制裁も憂慮しない」と述べたという。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Hundreds of Kurdish protestors march through London demanding an end to Turkey’s bombardment of Syria(10/13)

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