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ニュージーランドのバーの店内に、子供のオットセイが入り込み、店主や客も驚いたという。

店内によちよち入ってきた

そのオットセイの子供が迷い込んだのは、11月30日、場所はニュージーランド南島の北端、リッチモンドにあるクラフトビールバー「Sprig + Fern The Meadows」とされている。

その日の夕方、オットセイの子供が店内によちよち入ってきて、最終的に食器洗い機の下に隠れたという。

この店はペット同伴可能で、共同オーナーのベラ・エバンズさんは当初、オットセイを犬だと思っていたそうだ。

It was a wet, lazy Sunday evening when the baby fur seal waddled into the Sprig + Fern The Meadows craft beer bar in Richmond, at the top of New Zealand’s South Island. Accustomed to seeing animals in the pet-friendly bar, co-owner Bella Evans assumed the visitor was a dog before… pic.twitter.com/a9bJ2kZ0fZ

— The Baltimore Sun (@baltimoresun) December 5, 2025

自然保護レンジャーが保護し、島に放つ

その後、客の1人が自宅から犬用のケージを持ってきたため、エバンズさんはその中にオットセイを入れるため、サーモンを用意したという。

それからしばらくして、自然保護レンジャーが到着。無事に保護し、子供のオットセイは近くのラビット島に放されたそうだ。

ニュージーランド自然保護庁は、11月30日に、リッチモンドでオットセイが目撃されたという「多数の」通報を一般から受けており、レンジャーが車でこの地域を回り、オットセイを探していたという。

環境保全省の広報担当者、ヘレン・オトリー氏は、好奇心旺盛な若いアザラシなどが、内陸の川などを15kmもさかのぼるため、この時期に思いもよらない場所に現れるのは珍しいことではないと述べている。

ニュージーランドでは、保全プログラムの成功により、アザラシとアシカの個体数が増加し、以前よりも人間との接触が密接なものとなっているという。（了）

出典元：5WCSC：Baby seal causes chaos after wandering into a bar(12/5)