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ブラジルの森林で、オレンジ色をした、小さなカエルの新種を発見

ブラジルの森林で、オレンジ色をした、小さなカエルの新種を発見
Luiz Fernando Ribeiro

研究者により、ブラジルで非常に小さなカエル(toad:ヒキガエルなど)の新種が発見された。

 

「ブラキケファルス・ルライ」

 

その新種のカエルは、ブラジル大西洋岸南部、Serra do Quiriri山脈奥深くある、雲霧林の落ち葉の中で発見されたという。

 

このカエルは体長が14mm未満しかなく、鉛筆の先ほどの大きさで、体は鮮やかなオレンジ色で覆われているそうだ。

 

研究者たちは、このカエルを分析し、新種と断定。その後、ブラジルのルーラ大統領に敬意を表し、「Brachycephalus lulai(ブラキケファルス・ルライ)」と命名した。

 

骨格構造の調査とDNAの分析を実施

 

このカエルは通称「カボチャ・ヒキガエル」と呼ばれ、研究者によるとオスは体長が9~11mm、メスは11~14mmだったという。

 

また研究者たちは、この地域に生息する他のブラキケファルス属のカエルと異なる、独特な求愛の鳴き声によって、このカエルを特定したそうだ。

 

その後、CT-X線スキャンによる骨格構造の調査とDNA分析が行われ、このカエルが新種であることを確認。

 

さらにDNAサンプルを他の種のサンプルと比較した結果、このカエルが、Serra do Quiriri山脈に生息する2種に最も近縁であることが判明したという。

 

Luiz Fernando Ribeiro

数十年にわたり新種の発見と分類

 

この地域は、限られた狭い森林にしか生息せず、絶滅の危機に瀕している、小さな固有種のカエルやヒキガエルの生息地として知られている。

 

そして研究者たちは数十年にわたり、ブラジル大西洋岸南部の森林をくまなく調査し、新種の発見と分類を行ってきたという。

 

最新の研究では、研究者たちが、印象的なオレンジ色の体と特徴的な緑と茶色のそばかすを持つ、小さなカエルも発見している。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:Scientists discover orange toad species so tiny it can fit on pencil tip(12/16)

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