米軍がベネズエラへ地上攻撃か、さらなる船舶を攻撃し、2人を殺害

アメリカのトランプ大統領は12月29日、記者団に対し、ベネズエラへの地上攻撃を示唆するような発言を行った。
「大規模な工場、もしくは施設を攻撃した」
トランプ大統領は先週末、ニューヨークのラジオ番組に出演し、アメリカ軍が先週、ベネズエラにある「麻薬密輸船の出所となる大規模な工場、もしくは施設を攻撃した」と述べた。
そして29日、そのことを記者団から問われたトランプ氏は、次のように答えた。
「麻薬を船に積み込むドッグのエリアで、大規模な爆発があった。そこで我々は全ての船を攻撃し、今度はそのエリアを攻撃した。そこは麻薬の輸送を行う実行区域であり、もはや存在しない」
トランプ氏や国防総省も、それ以上の攻撃の詳細を明らかにしていない。
東太平洋で新たな船舶を攻撃
またアメリカ軍は29日、東太平洋の国際水域で、麻薬を積載していたと疑われる船舶に対し攻撃を行い、新たに2人の男性を殺害したと発表した。
On Dec. 29, at the direction of @SecWar Pete Hegseth, Joint Task Force Southern Spear conducted a lethal kinetic strike on a vessel operated by Designated Terrorist Organizations in international waters. Intelligence confirmed the vessel was transiting along known… pic.twitter.com/69ywxXk30N
— U.S. Southern Command (@Southcom) December 29, 2025
アメリカ軍によると、この船舶が東太平洋の麻薬密売ルートを航行し、麻薬密売作戦に従事していたことを、情報機関が確認したという。
またこの攻撃は、ヘグセス国防長官の指示で行われ、アメリカ軍側に被害はなかったと明らかにした。
トランプ大統領は、麻薬密輸の輸送で2万5000人のアメリカ人が死亡していると虚偽の主張を展開。これらの船舶への攻撃を正当化している。
今回の攻撃により、9月以降、麻薬密輸の容疑者に対する攻撃は計30件となり、死者数は少なくとも107人に達したという。(了)
出典元:The Guardian:US military says two were killed in strike on suspected drug vessel in Pacific(12/29)


























