X_@wnothingface

ブラジルで、高齢女性が腹部から死んだ胎児を除去する手術を受け、その後、死亡した。

CTスキャンで発覚

その女性とは、ブラジル西部・マット・グロッソ・ド・スル州にある町、アラル・モレイラに住む、ダニエラ・ベラさん（81）だ。

彼女は10代の時に、子宮外妊娠を経験しており、その後腹痛を訴えていたが、医者に行くのが嫌いで、ずっと放置してきたという。

しかし今年の3月10日、地元の保健センターを訪れ、感染症の検査を受けたそうだ。その後、別の病院へ送られ、CTスキャンが行われたという。

スキャンの結果、子宮外妊娠によって石灰化した胎児が、腹部に残されているのを発見。やがて除去手術が行われたが、その後ダニエラさんは感染症を患い、3月15日に死亡が確認された。

Família autoriza pesquisa científica de bebê calcificado por mais de 50 anos em barriga de idosa de MS https://t.co/LOMxPChFLn #g1

— g1 (@g1) March 21, 2024

56年間、胎児がいた可能性

ダニエラさんには7人の子供がいたが、誰も腹部に死んだ胎児がいることは知らなかったという。

また今後、石灰化した胎児の分析が行われるが、56年前から、ダニエラさんの腹部に存在していた可能性があるそうだ。

ダニエラさんの孫、ロゼリー・アルメディアさんは、「彼女は高齢で、私たちも先住民族で、医者に行くのが嫌いで、検査を受ける設備が怖かったのです」と語っている。

またロゼリーさんによれば、ダニエラさんは、お腹の中で赤ちゃんが動いているように思えて、時々気分が悪くなると言っていたが、家族は胎児が原因と疑ったことは一度もなかったという。

2013年にはコロンビアでも同様の出来事が起きており、82歳の女性が40年間、石灰化した胎児をお腹に宿していたそうだ。（了）

出典元：METRO：Woman dies after surgery to remove dead foetus she carried for 56 years(3/21)

参考：ブラジル日報： 81歳腹部に石灰化した胎児＝病院嫌がり56年前から⁈(3/21)