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「スパゲッティ・ボロネーゼは存在しない!」ボローニャ市長が大胆発言

「スパゲッティ・ボロネーゼは存在しない!」ボローニャ市長が大胆発言
flickr_Buffet Colosseum

大きめのお肉が混じった濃厚なソースをかけて食べる「スパゲッティ・ボロネーゼ」。

 

パスタ好きな人なら、レストランなどで一度は食べたことがあるのではないだろうか。

 

しかし先日、この料理を巡り、イタリア北部の市長が驚きの発言をし、注目を集めている。

 

ラジオ番組でボローニャ市長が発言

 

その市長とはエミリア ロマーニャ州にある街、ボローニャのVirginio Merola氏だ。ボローニャは「スパゲッティ・ボロネーゼ」が生まれた場所として知られている。

 

しかしMerola市長は先日、イタリアのラジオ番組「RAI」に出演し、そこで「スパゲッティ・ボロネーゼは存在しない」と発言。また「スパゲッティ・ボロネーゼ」がボローニャを発祥とする説を、「フェイクニュース」とまで言ったという。

 

さらに市長は「スパゲッティ・ボロネーゼ」がすでに世界中で知られていることを認めつつも、「私たちが世界の人々に知ってもらいたいのは、ボローニャ市がパスタの『タリアテッレ』や『トルテッリーニ』、『ラザニア』を発明したことなのです」と述べたそうだ。

 

「ボロネーゼ」の写真を送るよう要望

 

先月、Merola市長はツイッターで人々に対し、「店の名物料理としてスパゲッティ・ボロネーゼを書いているメニュー(店の前のボード)の写真を送って欲しい」と要望。

 

その上で集まった写真は、新しい食のテーマパーク「FICO Eataly World」で展示する計画だと明らかにした。

 

するとMerola市長のツイッターには、さまざまな「スパゲッティ・ボロネーゼ」の写真が送られてきたそうだ。

 

Merola市長は英メディア「Telegraph」に対し、次のように語っている。

 

「私たちのものではない料理が世界中で有名になっているのは、奇妙なことです。もちろんそのことで私たちの市に注目が集まるのは、幸せなことです。しかし私たちは、伝統文化の一部として、質の高い食事を知ってもらいたいのです」

 

イタリアでは「ラグー」と呼ばれる

 

では「ボロネーゼ」とは、本当はどういう料理なのだろうか?

 

実は「ボロネーゼ」はイタリアでは単に「ラグー」として知られており、使われるパスタも幅広いが、特にボローニャではタリアテッレと和えて食べるという。(スパゲッティではない)

 

flickr_Marco Verch

 

しかも通常の「ボロネーゼ」よりは、パスタにかけるソースの中のお肉の量は少ないそうだ。(※)

 

またレストランで「スパゲッティ・ボロネーゼ」と注文しても、ウェイターから「地元では『タリアテッレ・アル・ラグー』または『タリアテッレ・ボロニェーゼ』と呼ばれている」と説明されるとか。

 

地元で食べていたものがいつの間にか形を変え、名前まで変わってしまったとしたら、確かに複雑な気持ちになるのかもしれない。(了)

 

※「ラグー」については地方によって、ひき肉や塊肉を使ったり、また塊肉を煮込んでから一度それを取り除き、ソースだけを和えたりする方法など、さまざまな作り方があるようだ。今回の元記事だけでは判断できないため、ご了承いただきたい。

 

 

出典元:METRO:Spaghetti bolognese does not exist, says fed-up Mayor of Bologna(3/10)

出典元:MailOnline:Mayor of Bologna says he’s sick of tourists ordering spaghetti bolognaise in his city because the pasta dish ‘doesn’t actually exist’(3/10)

出典元:The Telegraph:Spaghetti Bolognese? It didn’t come from here, says Mayor of Bologna(2/27)

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