ブラジルの大統領候補、ボルソナロ氏がアメリカへ逃亡

極右の大統領候補だったフラビオ・ボルソナロ氏が、選挙後にブラジルを出国し、アメリカに向かったと報じられている。
パスポートを無効、出頭せず
ブラジルの大統領選に立候補したボルソナロ氏は、10月25日に現職のルーラ大統領に敗れてからも、負けを認めず、強気の姿勢を示していた。
しかしボルソナロ氏は10月26日から姿を見せておらず、27日の朝には連邦警察にパスポートを提出する期限を過ぎていたため、ブラジルから逃亡したのではないかという憶測が広がっていたという。
ボルソナロ氏は、賭博会社が関与する6億8000万ポンド(約1430億円)規模のマネーロンダリングに関与した疑いが持たれ、連邦警察の捜査が続けられていた。
最高裁判事は、選挙結果発表の数分後、この事件に関連する判断を下し、ボルソナロ氏のパスポートを無効にして、渡航を禁止にした。このためボルソナロ氏は、27日の午前11時までに連邦警察にパスポートを提出する必要があったが、出頭しなかったという。
政治亡命を申請する予定
CNNブラジルは、ボルソナロ氏が27日の未明、妻と2人の娘とともにアメリカへ逃亡したと報じた。
ボルソナロ氏の側近は、ニュースサイト「Metrópoles」に対し、同氏が27日の午後にアメリカのフロリダ州に到着し、政治亡命を申請する予定だと語り、「ドナルド・トランプ政権には既に連絡済みだ」と述べたという。
ブラジルの新聞「O Globo」は、26日に友人や弁護士らと会談した際、ボルソナロ氏が「取り憑かれたような様子で、逮捕されるのを恐れていることをはっきりと示した」と報じている。
与党議員がボルソナロ氏の逮捕を要求
ルーラ大統領率いる労働者党(PT)の議員らは、最高裁判所に対しボルソナロ氏の逮捕命令を求め、国際刑事警察機構(インターポール)の国際手配リスト(レッドノーティス)への掲載を要請したそうだ。
ボルソナロ氏は、10月26日に投稿した動画の中で、パスポートの取り消しに関しても、「国を離れることなど、考えたこともない」と語っていたという。
またアメリカの国務省は、ボルソナロ氏に対してビザを発給する意向を示している。(了)
出典元:The Guardian:Flávio Bolsonaro flees Brazil after presidential election loss, reports say(10/27)


























