中国の兵馬俑、男性だけでなく、女性や子供も制作に携わっていた可能性

中国の兵馬俑に関する研究が進められ、その制作に女性や子供まで関わっていた可能性が指摘された。
男性によって作られたとする説
紀元前3世紀に作られた兵馬俑は、兵士や戦車、馬の姿を象った等身大の像で、1974年に陝西省の西安近郊にある秦の始皇帝陵で発見された。
兵馬俑は陶土(粘土)を焼いて作られており、表面には漆が塗られ、彩色も施されており、始皇帝陵にはこれが数千体も配置されているという。
そして従来から兵馬俑は、すべて男性によって作られたとされてきたが、この通説に疑問を投げかける研究結果が発表された。
成人女性が32.72%、15歳未満が22.28%
当時の文献では、女性や子供は国家の監督下で、他の生産活動に従事していたことが示唆されているという。
しかし西安陵墓博物館のXiaoxi Li氏率いる研究チームは、兵馬俑の表面に残されていた指紋に着目。第1号坑のT23ユニットと呼ばれる遺跡から出土した、36体の兵馬俑から採取された79個の指紋を分析した。
そして指紋の隆線間の距離(成長と共に長くなる)を測定。その結果、職人集団のうち、成人男性が約45%、成人女性が32.72%、15歳未満が22.28%という割合になったそうだ。

さらに多くの兵馬俑を分析予定
研究者たちは論文において、「今回の研究結果は、成人女性や子供を含む、多様な労働力の存在を示す初の生物学的証拠であり、秦王朝の労働組織に関する長年の定説に、疑問を投げかけるものだ」と述べている。
しかし同時に研究者たちは、このパターンが他の場所にも当てはまるかどうかを確認するため、さらに多くの兵馬俑を分析する予定だという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Fingerprint analysis reveals something remarkable about makers of China’s ancient Terracotta Army(10/22)


























