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ウクライナ軍が南部でロシア軍への空爆を開始、マリウポリでは大規模な墓地も出現

ウクライナ軍が南部でロシア軍への空爆を開始、マリウポリでは大規模な墓地も出現
flickr_Vasilyev Serge

ウクライナ軍が南部の都市・ヘルソンでロシア軍に対する新たな攻撃を行った。(アイキャッチはイメージ)

 

新たな空爆を開始、一部を奪還か?

 

ウクライナ政府によれば、侵攻当初にロシア軍によって占領された南部のヘルソンで、ロシア軍の拠点に対する新たな空爆を開始したという。

 

ウクライナ国防省は声明で「ヘルソン地域の5つの居住地周辺の敵基地、装備や人員の集積地、野戦基地を相次いで攻撃した」と発表した。

 

すでに6月9日にも国防省は、ウクライナ軍がヘルソン地域でロシア軍に攻撃を開始し、いくつかの領土を奪還したと主張しており、この結果ロシア軍の人員や装備に損害が出ていると述べていた。

 

東部では「持ちこたえている」

 

一方、東部のドンバス地域では激しい戦闘が続いており、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が火力を集中させているにもかかわらず、ウクライナ軍は「持ちこたえている」と述べた。

 

最も激しい戦闘は、東部のセベロドネツク周辺で続いており、ゼレンスキー大統領はこの戦いがドンバス地方の運命にとって極めて重要だと指摘している。

 

また6月10日には、セベロドネツクのシンボルの1つとされる、スポーツセンターがロシア軍によって破壊されたという。

 

延々と続く墓標

 

一方、ロシア軍に占領された南東部の都市・マリウポリでは新たな集団墓地が作られ、その動画がネットにも投稿されている。

 

下はウクライナの文化・情報政策省傘下の戦略的コミュニケーション・情報セキュリティセンターが6月10日にツイートしたもの。ツイートでは3000人以上の墓が新たに作られたと説明しており、実際に映像にも数多くの墓標や盛り土が延々と続く様子が映っている。

 

 

また市内では約1300棟の建物が破壊され、瓦礫の下には、いまだに多くの遺体が残っていると考えられている。

 

このため同センターは「市内で死亡した人の実数は、これまでの推定よりはるかに多い可能性がある」との市長の言葉をツイートした。

 

コレラや他の病気で数千人が死ぬ可能性

 

マリウポリ市長のヴァディム・ボイチェンコ氏は、気温上昇の中、死体が回収されないまま放置されているため、コレラや他の病気が南部のロシア占領都市で蔓延し、数千人を死亡させる可能性があると警告している。

 

またボイチェンコ市長によれば、数週間に及ぶロシアの砲撃と包囲で死亡した人々の死体によって井戸が汚染され、同市のロシア占領軍による死体回収は遅々として進んでいないという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: UK criticises death sentences for Britons; Mariupol water supply ‘poisoned’ by corpses, says mayor – live(6/10)

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