4つの目を持つ、可愛らしい最古の魚類の化石を発見

中国で、非常に珍しい最古の脊椎動物の化石が発見され、分析が進められた。
頭の両側に2つ、中央に2つの目
その化石は中国南部・雲南省の澄江市にある遺跡から発掘され、その後、中国の雲南大学やイギリスのブリストル大学、レスター大学などの国際的な研究者らによって調査が行われた。
化石は2つあり、「ハイコウイクティス・エルカイクネンシス(Haikouichthys ercaicunensis)」と、名前のついていない「myllokunmingids」科の魚類のものだったという。
研究チームは、その構造を調査するために高性能の顕微鏡を使い、化学分析を実施し、化石を調べたそうだ。
その結果、この2種の頭の両側には大きな目が2つ、頭の中央に小さな目が2つ存在していたことが明らかになった。

カンブリア紀に生息していた魚類
「myllokunmingids」科の動物は5億1800万年前のカンブリア紀に生息しており、顎がなく、可愛い姿をしていたと考えられている。
研究者によれば、最初に大きな目を調べ、その解剖学的構造を解明し、やがてその間に2つの小さな、完全に機能する目を発見したという。
そして2つの小さな目は円形で、大きな目と同様に、光を吸収する色素と像を形成できるレンズを備えていたそうだ。
そもそも目のような柔らかい部分が化石に保存されていること自体稀であるため、4つの目を発見した研究者たちは驚いたという。
ブリストル大学のマクロ進化学准教授で、この研究の共著者であるJakob Vinther氏は、次のように述べている。
「これは脊椎動物の初期進化に関する私たちの考え方を、変えるものです。(略)私たちの祖先は、危険な世界を生き抜くために、視覚的に洗練された動物だったことが判明しました。(略)当時の環境では、4つの目を持つことで、これらの動物はより広い視野を得ることができた可能性があります。これは捕食動物を避ける上で重要でした」
5億1800万年前のカンブリア紀には、すでに大型の捕食動物が出現し始めており、小型の軟体動物にとって、海はより危険なものになっていたという。(了)
出典元:Livescience:Our adorable, noodle-like ancestor had 4 eyes, half-a-billion-year-old fossils reveal(2/17)
























