Facebook/Seaside Aquarium

先月、謎の透明な生物が、アメリカ・オレゴン州の海岸に多く打ち上げられたという。

「シーピクルス」「ホヤ」と呼ばれる

その生物が数多く目撃されたのは今年の2月。オレゴン州の「シーサイド水族館」は2月9日に、その生物の写真をフェイスブックに投稿した。

「シーサイド水族館」によれば、その生物は「シーピクルス（sea pickles）」や「ホヤ（sea squirts）」と呼ばれることが多く、通常は熱帯の海域で見られるという。

しかし今後、海での嵐の状況により、アラスカにまでこの生物が現れる可能性があると指摘している。

「ホヤ」などは小さな個体が集まり、「パイロソーム」と呼ばれる群体を作り、内側が空洞になった円筒形を形成するという。

2015年には、ほとんど目撃されず

アメリカ海洋大気庁（NOAA）は2017年6月のニュースリリースで、北西海岸沖において「パイロソーム」の大量発生があったと発表していた。

しかしNOAAによれば、2015年には、この生物が北西部沖で目撃されたことはほとんどなかったという。

それが2017年には、オレゴン州沖の至るところで目撃され、漁具などに被害を与えたそうだ。

しかもその数カ月後には、この生物がアラスカにも到達。当時、アラスカ水産科学センターのウェイン・パルソン氏も「（アラスカの）沿岸でパイロソームに遭遇したのは、これが初めてです」と述べていた。（了）

出典元：The News Tribune：‘Mysterious’ pickle-shaped sea critter that glows is seen on Oregon beach. What is it?(2/16)