カナダのティーンが深夜の善行、女性を助けて故障車を8km押して帰る
感心なカナダのティーンエイジャー3人が、海外メディアやSNSで話題になっている。
その3人、深夜に車が故障して困っていた女性のために、故障車を女性の家まで約8km(フェイスブックの投稿では9km)押して運んだという。
ドーナツを買いに行く途中だった3人
7月9日の夜遅く、Aeron McQuillinさん(18才)、Bailey Campbellさん(17才)、Billy Tarbettさん(15才)の3人は、カナダ・オンタリオ州フォントフィルのドーナツショップにドーナツを買いに行く途中だった。だが、交差点でエンコしている1台のシボレーを見つけ、予定が変わった。
その車からは煙が出ており、ドライバーの女性は「たった6週間前に買ったばかりなのに」と言う。
自動車マニアの3人が調べてみると、エンジンが壊れていて、それ以上運転するのは危険な状態だったらしい。
普通なら牽引車を呼ぶところだが、女性ドライバーにそのお金がないと知った3人は、その女性の家まで車を押して行くことにした。
呼び出された友人がFacebookに投稿
3人は、まず、友人のDan Morrisonさんを電話で呼び出した。Morrisonさんは、音楽を流すためのラジカセと、ペットボトルの水を用意して、車で現場に到着。ハザードランプを点滅させながら、曲を流し、故障車を押す3人の後ろを伴走した。
女性の家までの距離は約9km。着くまでに1時間半かかり、Morrisonさんの車でそれぞれが自宅に戻ったのは午前4時30分頃だったらしい。
事の次第を写真付きで説明したMorrisonさんのFacebook投稿は、大きな反響を呼び、2日間のうちに3万2,000を超える「いいね」が付いた。現在のシェア数は2万4,000件以上、3人を褒める5,000以上のコメントが付いている。
ニュースメディアの取材を受けた15才のTarbettさんは、クールにこう言っている。
僕たちは、特に他にやることがなかったからなんだ。でも、他にやることがあったとしても、きっと彼女を助けてあげてたと思うよ。
(了)
出典元:Mail Online:Three teens push a woman’s car more than FIVE MILES after noticing she had broken down on the side of the road and couldn’t afford to pay for a tow truck(7/19)
出典元:The Standard:Random act of kindness goes viral for Niagara teens(7/12)