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カトリックの性的虐待問題に抗議し、ポーランドにある神父の像が引き倒される

カトリックの性的虐待問題に抗議し、ポーランドにある神父の像が引き倒される

先日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、教会で長年にわたり未成年者への性的虐待が行われていることを認めたが、ポーランドでは教会に抗議して、神父の像を引き倒す事件が起きた。

 

性的虐待問題で教会へ抗議

 

この事件が起きたのはポーランド北部の都市、グダニスクで、21日にローマ法王が出席した「未成年者保護会議」が始まる、わずか数時間前だったとされている。

 

像を引き倒したのは教会の一連の問題に抗議する活動家たちで、彼らはその様子を撮影し、ネットでも公開した。

 

動画にはMonsignor Henryk Jankowski神父像の首にロープをかけてゆっくり引き、土台の鉄筋を切断し、完全に倒す場面が映っている。

 

また倒れた像の手には、性的虐待を象徴するかのように、子供の下着や教会の侍者が着る白いレースの礼服が置かれたという。

 

民主化運動を支援した神父

 

Jankowski神父は2010年に死去したが、1980年代にポーランドで起きた民主化運動(pro-democracy Solidarity movement)を支援した人物として知られている。

 

このポーランドの民主化運動は、当時国を支配していた共産党体制を批判するもので、レフ・ワレサ議長が率いた政党(管理組合)の「連帯」が政権を奪取したもの。

 

Jankowski神父の反共産主義の活動もその後知られ、彼がいたSt. Brygida教会にはアメリカのジョージ・H.W.・ブッシュ元大統領や、イギリスのマーガレット・サッチャー元首相が訪れたという。

 

虐待されたという報告がもたらされる

 

しかしここ最近、ポーランドのメディアはJankowski神父の性的虐待疑惑を報道し、その犠牲者は未成年の女の子だけでなく、多くが男の子だったと伝えた。

 

また虐待の犠牲者を代表する基金も、最近Jankowski神父に虐待されたとする報告が数人からもたらされたと伝えたという。

 

今回、活動家は神父へ抗議して像を引き倒したのだが、その後3人が警察に逮捕されたそうだ。

 

ポーランドでは約90%がカトリック教徒とされており、このように神父の像を引き倒すのは、際立った行為として受け止められているという。(了)

 

 

出典元:AP:Polish activists pull down statue of priest in abuse protest(2/21)

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