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シンガポールで電子タバコなどの所持や使用が禁止、違反者には20万円の罰金

シンガポールで電子タバコなどの所持や使用が禁止、違反者には20万円の罰金
flickr_Vaping360

2月1日からシンガポールでは電子タバコなどが禁止となり、所持している人には罰金が科せられることとなった。

 

違反者には最大で22万円の罰金

 

Straits Timesによれば現在、シンガポールでは煙の出ないタバコ製品や噛みタバコ、「shisha(東洋のタバコ)」といったイミテーション製品の購入、使用、または所持は違反になるという。

 

これはタバコに関する新たな修正法が施行されたためで、違反した者には最大で2000ドル(約22万円)の罰金が科せられるそうだ。

 

また今までもそのような製品の輸入や販売、流通は違法とされているが、それに違反した業者などには最大で6カ月の禁固、もしくは1万ドルの罰金が科せられ、繰り返せばさらに刑や罰金は2倍に増えるとか。

 

電子タバコの機器を所持することも禁止へ

 

またこの法律は電子タバコや電子パイプ、電子葉巻などを含むヴェポライザーにも適用され、タバコに似た製品や機器の所持も禁止されるという。

 

この修正法案は昨年の11月にシンガポールの議会で可決され、今年の2月1日に施行されたそうだ。

flickr_Lindsay Fox

しかしタバコ自体は違法ではない。ただこの法律では、タバコ製品の所持や使用、購入できる年齢を徐々に引き上げることも決まっている。

 

現在は18歳ならタバコの使用は可能だが、2019年1月1日からは19歳、2020年には20歳、2021年には21歳と使用できる年齢が引き上げられるとか。

 

喫煙者を減らすため努力を重ねる

 

シンガポールの保健省によれば、これらの法律は喫煙に関連する病気のリスクを減らすため、喫煙者にタバコを吸うのを止めるよう強く促すものだという。

 

また同省では今までも喫煙者を減らすため、タバコの広告や販促に制限をかけたり、禁煙サービスを提供したりしてきたそうだ。

 

さらにタバコに税金をかけたり、タバコの害について公共教育を提供したりするなどして、タバコの使用を減らし、多角的に普及を妨げるように努めてきたとか。

 

電子タバコの愛用者で今後シンガポールへ旅行に出かける方は、注意された方がいいかもしれない。(了)

 

出典元:Straits Times:Buying, using and possessing imitation tobacco products like e-cigarettes will be illegal from Feb 1: MOH(1/26)

出典元Jakarta Post:Singapore to ban imitation tobacco products like e-cigarettes starting Feb. 1(1/30)

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