血のように赤く染まった雪、南極大陸の沿岸部に出現
南極大陸で、赤やピンク色に染まった雪が現れ、その写真が撮影された。
ウクライナの教育科学省が投稿
この写真をフェイスブックに投稿したのは、ウクライナの「教育科学省」だ。
投稿された写真には、南極大陸の沿岸部が赤やピンク色に染まった雪に覆われている様子が映っていた。
この雪はウクライナの南極観測基地「ベルナツキー基地」付近でここ数週間ほど見られており、研究者らはこの雪を「ラズベリースノー」と呼んでいるとか。
気温の上昇により発生した自然現象
ウクライナの教育科学省によれば、この赤いのは「クラミドモナスニバリス」と呼ばれる、極地の雪原に見られる単細胞の赤色の光合成緑藻によって引き起こされた自然現象だという。
「クラミドモナスニバリス」は暖かくなり、天候状態が好ましいものになると成長を始めるが、今年南極は18.3℃という過去最高気温を記録したことから、このような滅多にない現象が起きたと考えられている。
この投稿を見たユーザーらは「屠殺場のようだ、全てが血で覆われている」や「ちょっと気持ち悪い」といったコメントを寄せているそうだ。
またある専門家は、今後気候変動により、このような赤い雪を見るのはより普通のことになるとの見方を示している。(了)
出典元:Mirror:Spooky pictures show ‘blood snow’ turning parts of Antarctica red(3/2)