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タンザニアで一夜にして億万長者になった男性が、再び稀少な「タンザナイト」を発見

タンザニアで一夜にして億万長者になった男性が、再び稀少な「タンザナイト」を発見
flickr_Géry Parent

アフリカのタンザニアで、男性が稀少な宝石を再び見つけ、注目を集めている。

 

3つ目の「タンザナイト」を発見

 

その男性とは、タンザニア北部のManyara地区で暮らすSaniniu Laizerさん(52)だ。

 

彼は職人の鉱山労働者で今年、2つの「タンザナイト」を発見。6月にそれを売却し、一夜にして億万長者になったという。

 

当時、発見されたのは9.2kgと5.8kgの「タンザナイト」で、合計15kg。その価値はなんと340万ドル(約3億6000万円)になったそうだ。

 

しかもこの「タンザナイト」はこれまでタンザニアで見つかったものの中で、最も大きいものとされている。

 

そして今回、3つ目の6.3kgにも及ぶ「タンザナイト」を発見。200万ドル(約2億1000万円)で売却し、再び大金を手にした。

 

「地域に学校を建てたい」

 

この宝石は「タンザニアの石」という意味で、タンザニアの北部でしか採掘できないと言われている。

 

またこの宝石は装飾に使われるが、その透明性や色によって、稀少性や価値が決まるそうだ。

 

「タンザナイト」は美しい青紫色をしているが、多色性という特徴を持っており、見る角度によって青色や紫色が強くなると言われ、緑や赤い色を放つとも言われている。

 

Laizerさんは今回得たお金を街に投資して、地元に学校や病院施設を建てたいと考えているという。その理由について、以前も「この地域の周りには、多くの貧しい人々がいます。彼等は自分らの子供たちを学校へ通わす余裕がないのです」と語っている。

 

flickr_Géry Parent
flickr_gemteck1

鉱山労働者に採掘を許可

 

実はタンザニア政府は、違法採掘が横行して「タンザナイト」が今後20年で枯渇することを恐れ、2017年にManyaraの鉱山の周りに壁を張り巡らしたという。

 

しかし2019年には貿易センターを開設し、Laizerさんのような職人の鉱山労働者に、「タンザナイト」の採掘や販売を許可したそうだ。

 

そして現在、多くの鉱山労働者は政府からライセンスを取得し、会社に所属することなく、手作業で採掘をしていると言われている。(了)

 

 

出典元:BBC:Tanzanite: Tanzanian miner earns millions after second rare find(8/3)

出典元:NYPost:Tanzanian miner finds third rare tanzanite gem worth millions(8/7)

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