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トルコにある人間の頭が彫られた遺跡、儀式で使われていた可能性

トルコにある人間の頭が彫られた遺跡、儀式で使われていた可能性
Twitter/Şİzσfrєngαrєnk

トルコにある遺跡で、儀式用のパレードが行われていた可能性が、考古学者によって明らかにされた。

 

人間の頭やヘビ、キツネの彫刻

 

その遺跡とは、トルコ南部の都市、Şanlıurfaの東に位置する「カラハンテペ(Karahantepe)」だ。

 

ここは今から約1万1000年前の古代の遺跡で、2019年から発掘作業が進められ、すでにいくつかの建物の跡も見つかっているという。

 

また遺跡には、人間の頭やヘビ、キツネを象った彫刻や、いくつかの柱も見つかっているそうだ。

 

考古学者は、人間の頭の彫刻の周りにも11本の柱を発見しており、それらは全て勃起した陰茎のような形をしていたという。

 

Twitter/1stplayerz
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建物が繋がった複合施設か

 

もっとも人間の頭部の彫り物や、陰茎のような形の柱が、なぜ建てられたのか、またはどんな意味があるのか、は分かっていない。

 

ただ1つの建物は、他の3つの建物につながって複合施設のようになっており、そこでは儀式のためのパレード(行進)が行われていたのではないか、と考えられている。

 

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今回の研究結果を発表した、イスタンブール大学のNecmi Karul教授(先史時代考古学)は、次のように述べている。

 

「現在ある証拠からは、当時の人々が複合施設を儀式の過程で使っていたことが示唆されています。人々は建物の一方の端から入り、もう一方の出口から出ていったのです。そして人間の頭の彫刻や、石柱を通ってパレードをしていたことが示唆されます」

 

ただしKarul教授は、パレードが行われていたことを断言するには、更なる研究が必要だと考えている。(了)

 

出典元:Livescience:Human head carvings and phallus-shaped pillars discovered at 11,000-year-old site in Turkey(10/22)

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