【パキスタン】男の子が欲しかった父親、生後7日の女児を銃で射殺
パキスタンで、父親が生まれて間もない自分の子供を銃で撃ち殺すという事件が起き、現在警察が捜査を進めているという。
乳児が5発の銃弾を受け即死
この事件は起きたのは3月7日、場所はパンジャブ州のミアンワリ市とされている。
ミアンワリ警察によれば、父親のShahzaib Khan容疑者はその日、自分の娘であるジャンナットちゃんに5発の銃弾を浴びせたという。
生後7日しかたっていなかったジャンナットちゃんは、即死。その後、Khan容疑者は逃走し、現在警察が行方を追っている。
ネットにも怒りの声
女児の母方の叔父であるHidayatullah Khan氏によれば、女の子が生まれてKhan容疑者は怒っていたという。
またKhan容疑者は事件当時、そばにいた家族に銃を向け、妻にジャンナットちゃんを引き渡すよう求めたそうだ。
この残忍な殺人事件はパキスタンのソーシャルメディア上で怒りを呼び起こし、多くの人がこの事件を「野蛮」「残忍」と非難しているという。
実際に「これは野蛮を通り越し、残忍で悪質だ。この残忍な行為を止める唯一の解決策は、父親を公開処刑することだ」といったコメントも投稿されたとか。
国際女性デーの前日に起きる
またパキスタン女性団体「アウラト・アザディ・マーチ」によれば、この事件は国際女性デーの前日に起きたという。
同団体も「私たちはこの国の現実に目を覚まし、このような不正や抑圧と闘う必要があります」とツイートしている。
パキスタンではジェンダーに基づく暴力が長年にわたって悪化しており、世界経済フォーラムの「2021年ジェンダー・ギャップ指数」でも、同国は全156カ国中153位になっているという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Manhunt launched for Pakistani father who ‘shot dead seven-day-old baby girl because he wanted a boy’(3/9)
出典元:REUTERS:Pakistani police search for man suspected of killing baby daughter(3/9)