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国境なき医師団、マリウポリが「想像を絶する悲劇」に向かっていると警告

国境なき医師団、マリウポリが「想像を絶する悲劇」に向かっていると警告
Twitter/Dmytro Kuleba

ウクライナ政府は、ロシア軍に包囲された南東部の都市、マリウポリが危機的状況であると述べた。

 

約20万人の民間人が取り残される

 

ウクライナ南東部にある港湾都市・マリウポリはすでにロシア軍によって包囲され、人々は水や食料、医薬品、電気も不足した状態で過ごしてきたという。

 

しかも「人道回廊」も設置されたが、その度にロシア軍は停戦を破り、攻撃。民間人の避難を阻止し、さらに町にも砲撃を繰り返してきた。

 

10日にも避難が試みられたが、1人も逃げることができず、現在もまだ約20万人の民間人が取り残されている。また12日間で、1582人の民間人が死亡したとも言われている。

 

ウクライナ内務省のヴァディム・デニセンコ顧問は3月11日、人道支援を積んだトラック8台が今日中に南部の港に到着できるかどうかは不明であると述べた。(下は9日にロシア軍によって砲撃された産婦人科・小児病院の様子)

 

マリウポリの状況は「絶望的」

 

一方、トルコの首都・アンカラにあるウクライナ大使館によると、マリウポリのモスクにはトルコ人86人(うち子供34人)が避難しているという。

 

また「国境なき医師団」は、マリウポリの状況は「絶望的」であり、早急な対策がとられない限り「想像を絶する悲劇」に向かっていると警告している。

 

「国境なき医師団」のティーブン・コーニッシュ氏は、メディアの取材に対して次のように語っている。

 

「何十万という人々が、事実上包囲されている。包囲は中世のやり方であり、現代の戦争規則では禁止されています。国際法のもとでは民間人は保護されなければならない。彼らは基本的なニーズ、食料、水、医薬品を手に入れることができなければならないし、確実に紛争の外に置かれていなければならない」

 

「私たちが見てきたように、マリウポリだけでなく、ハリコフやドニプロなどからも信頼できる報告が届いている。民間人に危害を与えないようにする、あらゆる努力が行われていないのです」

 

コーニッシュ氏は「私たちは本当に想像を絶する悲劇に向かっている」と警告し、「それを回避する時間はまだあるし、回避するのを見届けなければならない」と述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest news: Russia could use chemical and biological weapons, US warns, as sanctions against Moscow are tightened(3/11)

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