高いガソリン代にうんざりしたアメリカ人が、ビールで走るバイクを開発
アメリカ·ミネソタ州ブルーミントン市在住のKy Michaelsonさんは、自宅のガレージで発明品を自作するガレージ発明家として有名な人だ。
そんな彼の最新作がアメリカのメディアで話題になっている。何かというと、ビールを動力にして走るオートバイだ。
タンクにビールを入れて
今回の発明についてMichaelsonさんはこう話す。
「このオートバイの1点については、普通のオートバイと明らかに違います。僕は度を超えてクリエイティブになることが好きなのです。これまで人が絶対にやっていないことをやりたいのです」
彼は、ビールで走るオートバイは世界初のものと信じている。
一般のオートバイはガソリンエンジンで走るが、彼のオートバイはエンジンの代わりに14ガロン(約53リットル)のビール樽(金属製)が付いている。
樽には電熱線が仕込まれており、中のビールを約148℃(300℉)にまで加熱するそうだ。それが細いノズルを通って高圧の蒸気になり、オートバイの後方に向けて噴射される。
このジェット噴射が推進力となっており、エンジンで車輪を回転させるのではない。下にあるのがそのデモンストレーション動画。
ガソリンが高くなっているから
このオートバイ、ビールを燃料にしているわけではないのだが、発明者のMichaelsonさんは、その辺をわざと曖昧にしてこんな冗談を言う。
「ガソリン代が上がっているんでね。僕は酒を飲まないから、ビールの使い道としてこれ以上のものはないと思ったんだ」
彼のオートバイは、まだ一般道でデビューしていない。だが、いくつかの地方の自動車ショーに出品し、コンテストで優勝しているとのこと。
近いうちにドラッグレース用の直線コースでテスト走行する予定だが、彼は最高速度150mph(時速241km)は出るはずだと言っている。(了)
出典元:Fox9:Beer-powered motorcycle inventor: ‘I don’t drink’(5/8)
出典元:UPI:Minnesota man invents beer-powered motorcycle(5/11)