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先日、アメリカ・ニューヨークの地下鉄で、ある女たちがアジア人家族などを罵倒し、暴行を加える事件が起きた。

アジア人家族を嘲笑・罵倒

その事件が発生したのは8月3日、場所はニューヨーク・マンハッタンを通る地下鉄の車内とされている。

当時、3人の黒人の女らが、向かいに座っていたアジア人家族を突然、嘲笑し始め、やがて罵倒してきたという。

そして「自分たちが来たところへ戻れ！」と怒鳴り続けたそうだ。この言葉は、差別的な白人至上主義者が黒人たちに使う言葉でもある。

やがて女たちは家族のうち、母親であるスー・ヤングさん（51）の髪を引っ張り、何度も殴り続けたそうだ。

さらにその様子を撮影していたアジア人の乗客、ジョアンナ・リンさんにも殴りかかったとされている。彼女が撮影していた動画がこちら。

 

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撮影していたアジア人女性にも暴行

スー・ヤングさんによれば、3人の10代の女らが、彼女と彼女の夫、そして11歳になる双子の娘たちを指差して笑い始めたことから、すべてが始まったという。

やがて彼女の夫が、3人の女たちに向かって「そのような言葉以外に、もっといい言葉を使えないのか？」といったそうだ。

すると女たちは激怒し、スー・ヤングさんを脅し、家族に対して怒鳴り始めたという。

さらに女のうちの1人が、その様子を撮影していたジョアンナ・リンさんに気づき、近づいてきて殴り始めたそうだ。

その女は、駆け寄ってきて、リンさんの髪をつかみ、地面に倒し、何度も殴り続けたという。

そのことに気づいたヤングさんは、リンさんが襲われているのに傍観できないとして、その女に立ち向かい、激しく争ったそうだ。

結局、ヤングさんの眼鏡は壊れ、彼女は髪の毛を引っ張られて、首がむち打ちのような状態になったとか。

NY市警がヘイトクライムとして捜査

やがて電車に乗っていた他の乗客が間に入り、3人の女たちが暴力を振るわないよう制止し、ヤングさん家族とリンさんは、次の駅で降りたという。

そしてヤングさんらは、警察に通報。現在、ニューヨーク市警が「ヘイトクライム」として、この事件を捜査しているそうだ。

なぜ3人の女たちが、突然ヤングさんらに憎しみを向けたのかは分かっていない。ただヤングさんの夫は「おそらく彼女らは、それほど恵まれた環境にいないと想像できます。それがおそらく、彼女らの世界観や怒りに大きく関係しているのでしょう」と語っている。

またヤングさんも、この問題を解決するために、3人の女たちと話し合いたいと考えているという。（了）

出典元：CBS：NYPD investigating possible hate crime on F train in Greenwich Village(8/6)

出典元：NYPost：Teen girl allegedly slugs Asian woman in possible hate crime on NYC subway (nypost.com)(8/7)