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コロンビアの国防大臣が新型コロナに感染、ウイルス性肺炎で死亡

コロンビアの国防大臣が新型コロナに感染、ウイルス性肺炎で死亡
Twitter/Presidencia Colombia

南米コロンビアの国防大臣が新型コロナウイルスに感染し、先日病院で亡くなった。69歳だった。

 

「素晴らしい男の1人を失った」

 

コロンビアのCarlos Holmes Trujillo国防大臣は今月初め、新型コロナに感染したことが明らかとなり、その後首都Bogotáにある軍の病院へと搬送されたという。

 

しかしその後、ウイルス性肺炎を発症してしまい、集中治療室で治療を受け続けてきたそうだ。

 

そして1月26日、コロンビア政府はTrujillo大臣が死亡したと発表。Ivan Duque大統領も「コロンビアは、もっとも素晴らしい男たちの1人を失った」と述べた。

 

内務・外務・教育大臣を歴任

 

Trujillo大臣は、コロンビアで最も暴力が盛んだった期間を通し、約30年間も政治家としてキャリアを築いてきたという。

 

彼はCali市の市長を勤め、その後政権に入ってからは内務大臣や外務大臣、教育大臣などの要職を歴任してきたそうだ。

 

またTrujillo大臣は1991年の憲法改正に携わった1人で、この改正により当時勢力を誇っていたゲリラ組織「M-19」との和平協定につながったと言われている。

 

さらにTrujillo大臣は、国防大臣としても、麻薬密売や違法武装グループ、違法採掘に対する警察と軍の作戦を調整し、さまざまな犯罪組織に立ち向かう上で、鍵となる人物だったという。

 

コロンビアではすでに約200万人が新型コロナに感染し、5万2000人が死亡。また多くの政治家も新型コロナに感染していると言われている。(了)

 

 

出典元:BBC:Carlos Holmes Trujillo: Colombian defence minister dies with Covid-19(1/26)

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