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インドネシア女子バレーのトップ選手、引退後男性だったと判明

インドネシア女子バレーのトップ選手、引退後男性だったと判明
Wikipedia/Aprilio Manganang

その選手、Aprilia Manganangさんの性別は、ここ数年の間疑われていたが、本人もインドネシア女子バレーボール協会(Indonesian Women’s Volleyball Association)も女性であると主張していた。ところが今年になって、正真正銘の男性であったことが判明した。

 

インドネシアのトップ選手

 

Manganangさんは、インドネシア代表チームのメンバーとして国際大会で活躍、国内でも所属チームを何度も優勝に導き、MVPを始めとした選手賞をいくつも受賞している。

 

 

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だが、海外メディアによれば、「逞しい肩、筋肉質の身体、平らな胸、口髭が見て分かるほど」という彼女の容姿と、ずば抜けたジャンプ力が、男性疑惑を生んでいたそうだ。

 

2015年にシンガポールで開催された東南アジア競技大会の際には、敵対するフィリピン代表チームがManganangさんの性別確認検査を要求したが、主催者である東南アジアスポーツ連盟は要求を退け、Manganangさんは女子チームでプレイした。

 

その当時、Manganangさんはメディアを通して「これまでにも性別検査は受けたことがあるので、必要があればいつでも受ける気でいる。それに私は間違っていない——私が持っているもの(性別)は神から与えられたものだ」というコメントを発表し、暗に男性であることを否定した。ところが後になって……

 

陸軍の入隊検査で男性とわかる

 

昨年9月、28才でバレーボール界から引退した彼女は、インドネシア軍で働くことを希望し、今年2月、陸軍入隊の性別検査を受けた。その結果、「尿道下裂(Hypospadias)」という先天的な形態異常があると分かった。

 

尿道下裂は、尿の出口が陰茎の先端ではなく、それより下に出来てしまうというもの。ひどい場合は陰茎の根本に尿道口が出来、男性でも座って排尿しなければならなくなるそうだ。

 

また、さらなる検査の結果、Manganangさんに女性生殖器はなく、あるのは男性生殖器のみと判明。ホルモンの検査でも結果は「男性」だった。

 

 

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Manganangさんは、自分の性別がはっきりして、背負っていた重荷がおりたのだろう。この結果をむしろ喜んで受け入れ、「この時をずっと待っていました。とても幸せです。私は大丈夫です。私が自分自身を発見するのを助けてくれた皆さんに、ありがとう」と述べている。

 

なお、インドネシアのメディアによれば、インドネシアバレーボール協会はManganangさんに非はなかったとして、彼(彼女)が獲得した選手賞を剥奪しないとのこと。

 

選手時代の彼の活躍が、YouTubeにアップされている。

 

(了)

 

出典元:Odditycentral:Star Female Volleyball Player Confirmed to Actually Be a Man(3/24)

出典元:Jakarta Grobe:Aprilia Reborn as a Man after 28 Years(3/20)

出典元:Wikipedia:Aprilio Manganang

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