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ロシアの元スパイを「ポロニウム」で殺害した男、新型コロナで死亡

ロシアの元スパイを「ポロニウム」で殺害した男、新型コロナで死亡
Twitter/Visegrád 24

以前、イギリスに滞在していたロシアの元スパイが殺された事件。その首謀者の1人が新型コロナで死亡したことが明らかにされた。

 

プーチン大統領を批判、英国籍を取得

 

そのロシアの元スパイとは、アレクサンドル・リトビネンコ氏だ。彼は元KGB将校だったが、プーチン大統領の批判者で、その後イギリスに渡り、国籍を取得していた。

 

そして2006年、リトビネンコ氏はロンドンのホテルで2人の男と会ったという。

 

彼は男らとの会談の直後に体調を崩し、病院へ収容。しかし病状は悪化し、数週間後の11月23日に死亡し、放射性物質で毒殺された判断された。

 

この事件に関与したとみられるロシア人の男が、先日新型コロナで死亡したという。

 

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「ポロニウム210」で殺害

 

その男とは、ドミトリー・コフトゥン容疑者だ。彼は2006年、アンドレイ・ルゴボイ容疑者と共に、リトビネンコ氏とロンドンで会っていたことが確認されている。

 

イギリスの調査によれば、ルゴボイ容疑者とコフトゥン容疑者は共に元KBG将校で、リトビネンコ氏の緑茶に、強力な放射性物質「ポロニウム210」を混入させ、故意に毒殺したという。

 

イギリスの捜査当局は、その後ロンドン市内のオフィスやホテルなど、2人が滞在していた場所でこの物質の痕跡を発見したそうだ。

 

2人は事件後、ロシアへ逃げたが、タス通信は今年の6月4日、コフトゥン容疑者がロシアの首都・モスクワの病院で死亡したと報じた。下の投稿では、左が殺されたリトビネンコ氏、右がコフトゥン容疑者。

 

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プーチン大統領が命じた可能性

 

イギリスの公的調査では、この殺害はロシアのプーチン大統領によって「おそらく承認された」と結論づけられたという。

 

実際、リトビネンコ氏も死の床で、「プーチン大統領が自分の殺害を命じた」と非難していた。

 

また欧州人権裁判所(ECHR)も昨年、殺害の責任はロシアにあるとする判決を下している。

 

ただロシアはこの殺害への関与を認めていない。そのため、イギリス政府が2人の容疑者の身柄引き渡しを要求していたが、ロシア側は応じてこなかったという。(了)

 

出典元:BBC:Russian man accused of Alexander Litvinenko killing dies of Covid-19(6/4)

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