イスラエル軍、ICJの命令後も、ガザ地区各地で激しい攻撃、状況に変化なし
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逃れてきたパレスチナ人に発砲
イスラエル軍は1月26日にも、ガザ地区南部のハンユニスの住宅を破壊し、数時間にわたって激しい攻撃を加えたという。 またハンユニスから避難するパレスチナ人に対しても、イスラエル軍が発砲したとされ、多くの住民が負傷したそうだ。 イスラエル軍は軍用車両から、ハンユニスのアル・ダーラ地区を逃れてきたパレスチナ人に向けて発砲したという。 また南部のラファでも、イスラエル軍の攻撃があり、人々が避難しているキャンプのテントに爆弾が直撃し、少なくとも1人の男性が死亡した。 さらにガザ地区中部でも、イスラエル軍の空爆により、少なくともパレスチナ人3人が死亡している。Cold and rainy weather making war-wracked Gaza ‘completely uninhabitable.’
— in pictures https://t.co/sW20sYAkQw pic.twitter.com/udTn1w8ctI — Al Jazeera English (@AJEnglish) January 27, 2024
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ナセル病院のスタッフ、95%が避難
南部のハンユニスにあるナセル病院は、すでに5日間もイスラエル軍に包囲され、医療用品、水、食料が持ち込めない状況が続いている。 しかも病院にある貯水タンクも、イスラエル軍のドローン攻撃や砲撃の破片などにより損傷。集中治療室にも水が侵入し、透析センターでも水不足に陥っているという。 またイスラエル軍の継続的な爆撃と銃撃のために、病院の95%のスタッフが避難。8人の外科医と一部の看護スタッフだけが残り、患者のケアを行っているそうだ。同じくハンユニスにあるアル・アマル病院の周辺でも激しい戦闘が続いており、数名の負傷者が出ているという。 病院の外にはイスラエル軍の狙撃兵が配置され、救急医療チームが助けを必要としている人々の元へ向かうのを妨げているそうだ。下は病院の近くにいる、イスラエル軍の戦車の姿。Complete power outage at Nasser Hospital in Khan Yunis. pic.twitter.com/LvwOl7w823
— Quds News Network (@QudsNen) January 26, 2024
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イスラエル、WHOが「ハマス」と共謀
一方、イスラエルは1月25日、世界保健機関(WHO)が、「ハマス」と共謀していると非難した。 WHOの理事会で、イスラエル代表のメイラブ・エイロン・シャハール氏は、「IDF(イスラエル国防軍)が、ガザ地区で捜索したすべての病院で、ハマスの軍事利用の証拠が見つかった」と述べた。 その上でシャハール氏は「これらは、WHOが何度も無視しようとしている否定できない事実です。それは(ハマスとの)共謀です」と非難したという。 これに対して世界保健機関のテドロス事務局長は、シャハール氏の発言を非難。SNSへの投稿で、次のように述べた。 「このような虚偽の主張は有害であり、弱者に奉仕するために命を危険にさらしているスタッフを、危険にさらす可能性があります。 国連機関として、WHOは公平であり、すべての人々の健康と福祉のために活動しています」WHO refutes Israel's accusation at the Executive Board meeting yesterday that WHO is in “collusion” with Hamas and is “turning a blind eye” to the suffering of hostages being held in Gaza. Such false claims are harmful and can endanger our staff who are risking their lives to…
— Tedros Adhanom Ghebreyesus (@DrTedros) January 26, 2024