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床にこぼしたコーヒーを、自らモップでお掃除するオランダ首相に賞賛の声

床にこぼしたコーヒーを、自らモップでお掃除するオランダ首相に賞賛の声
YouTube/Ireen Oostveen

オランダの首相が床にコーヒーをこぼしてしまい、自ら丁寧に清掃する姿が撮影された。

 

モップを使ってきれいに清掃

 

Euronewsによれば、オランダのMark Rutte首相は議会のセキュリティ・ゲートを抜けようとしたとき、手に持っていたコーヒーをこぼしてしまったという。

 

議会内には当然、清掃係がおり、首相もコーヒーの処理を彼女らに任せるように思えた。

 

しかし次の瞬間、Rutte首相は床にこぼれたコーヒーを自ら拭き始めたそうだ。

 

YouTube/Ireen Oostveen

 

実際にその時、撮影された映像には彼がモップを使ってコーヒーを吸い取ったり、ゲートに飛び散った液体も拭き取ったりする様子が映っている。

 

この姿に清掃係の女性たちはびっくりすると同時に、感心し、手拍子をして彼の行動を応援。その後、首相は清掃係の女性に、モップの高さを調整する方法を尋ね、楽しげに彼女らとコミュニケーションをとる姿も映っていた。

 

「本当の公僕だ」

 

この映像はその後、ネット上でも数多く投稿され、これを見た多くの人々が首相の行動を称えたという。

 

実際に映像をツイッターに投稿したAmeer Abbasさんは「本当の民主主義、本当のリーダーだ。富ではなく、へつらったり、ご機嫌取りをしたりする連中ではない。儀礼上ではなく、支配者でもなく、本当の公僕だ。シンプルでつつましい政治のスタイル」とコメント。

 

 

さらにSangarさんは「これがリーダシップと呼ばれるものだ。彼はボディーガードもつけず、自転車で仕事場へ通っている。そして彼は自分自身のこぼしたものを自分で掃除している。ムスリムの国のリーダーは注目すべきだ」と投稿している。

 

 

ただし「このような行為は、ノーマルな世界においてはノーマルだ」や「これは民主主義とは関係ないです。これは倫理や価値観に関係していることです」といった意見もあった。

 

また首相はこの時、カメラを意識していたという見方もあるようだが、それでも多くの人々は彼の行動に誠実な人柄を感じたのかもしれない。(了)

 

出典元:euronews:Watch: Dutch PM Rutte applauded after clearing up own coffee spill(6/5)

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