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天文学者たちが、2つの恒星を周回している惑星を27個発見

天文学者たちが、2つの恒星を周回している惑星を27個発見
X_Star Wars Holocron

映画『スター・ウォーズ』に登場する砂漠の惑星「タトゥイーン」のように、2つの恒星を周回している可能性のある惑星が、新たに27個発見された。

 

連星系の可能性がある36の恒星系を発見

 

この調査を率いたのは、オーストラリアにあるニューサウスウェールズ大学(UNSW)のベン・モンテ准教授だ。

 

今回、研究チームは、2018年に打ち上げられたNASAの「トランジット系外惑星探査衛星(TESS)」のデータを用いて、海王星サイズから木星の10倍の質量を持つ可能性のある惑星群を発見した。

 

そして1590個の恒星系のうち、連星系の可能性がある36個の恒星系を特定。そして27個の惑星が、連星系を周回している可能性があることを突き止めた。

 

しかしまだ、それらを連星系周縁惑星として正式に確認するには、放出される光に関するさらなる研究が必要だとされている。

 

発見されてきた連星系惑星は18個

 

そもそも、これまで2つの恒星を周回する惑星(周連星系惑星)は、宇宙で約18個しか確認されていなかったという。

 

一方、地球が太陽を周回するように、単独の恒星を周回する惑星は、6000個以上発見されている。

 

これまで科学者らは、惑星のトランジット(通過)現象を利用して連星系を周回する惑星を特定してきた。

 

モンテ准教授によれば、これらの惑星が恒星の前を通過すると、「恒星の表面に影が落ち、恒星の明るさが低下する。そして、恒星の周囲を何かが回っていると推測できる」という。

 

しかし、これは惑星とその恒星が、地球からの視線と完全に一直線に並んだ場合にしか、観測できない。モンテ准教授は「惑星を見つけるのは難しい。大きな街灯のすぐ隣にある、ろうそくを見つけようとするようなものだ」と述べている。

 

そこで今回、研究者たちは、「近点移動(apsidal precession)」と呼ばれる手法を用い、互いに周回して、「食」を起こす恒星間の揺れを観測したという。

 

オーストラリアのスウィンバーン工科大学の天体物理学者、サラ・ウェッブ博士(今回の研究には関わっていない)は、研究チームの「非常に巧妙な手法」は、将来さらに多くの惑星候補を発見するために活用できるだろうと述べている。(了)

 

今回の研究論文は5月4日、「Royal Astronomical Society」の月報において発表された。(了)

 

出典元:The Guardian:Scientists discover 27 potential new planets that orbit two stars in solar systems far, far away(5/4)

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