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航空会社が車椅子を紛失か?体の不自由な青年や家族も困惑

航空会社が車椅子を紛失か?体の不自由な青年や家族も困惑
Twitter/Sean M

イギリスの格安航空会社「イージージェット」が車椅子が紛失し、持ち主の青年や家族が大変困る事態となった。

 

スコットランドからパリへのフライトで

 

その青年とは、マイケル・クロークさん(17)だ。車椅子で暮らしている彼は6月27日、スコットランドのエジンバラからフランス・パリへ向かう「イージージェット」の旅客機に家族と共に乗り込んだという。

 

搭乗の際、所有していた車椅子を預けたのだが、パリに着いてから「車椅子が見つからない」と、航空会社から告げられたそうだ。

 

「イージージェット」側は車椅子を見つけるために「可能な限り努力している」と述べ、謝罪したが、結局マイケルさんの家族は、7つの団体を試し、やっと4日目にして車椅子を借りることができたという。

 

「計画が完全に狂ってしまう」

 

マイケルさんは、重度の疲労を引き起こす心臓病のため、車椅子が必要だとされている。

 

エジンバラの書籍編集者である母親のジリアンさんによれば、エジンバラ空港で車椅子を荷物として預けたが、フランスに着陸しても出てこなかったという。

 

 

またジリアンさんは、車椅子の紛失が一家のフランス訪問に「大きな影響」を及ぼしているとし、次のように語っている。

 

「身体の不自由な人と休暇を過ごすには、多くの計画が必要です。重要な道具を紛失したことで、私たちの計画は完全に狂ってしまいました」

 

しかも「イージージェット」の自動案内システムは、車椅子ではなく、手荷物をなくした人用に設定されていたため、会社に助けを求めるのに苦労したそうだ。

 

「イージージェット」の広報担当者は「ご家族は一時的に代わりの車椅子を使用しているとのことで、火曜日から連絡を取り合い、マイケルさんの健康状態を確認し、どのように支援できるかを検討しています」と述べている。(了)

 

出典元:BBC:Disabled teen’s wheelchair lost on Edinburgh to Paris flight(7/1)

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