ロシア南部のガソリンスタンドで大爆発、35人が死亡、負傷者は100人以上
ロシア南部、カスピ海に面したダゲスタン共和国で大爆発が起き、数多くの人が死亡した。
ガソリンスタンドに引火し爆発
その爆発が起きたのは8月14日の夜、場所はダゲスタン共和国の首都、マハチカラ郊外とされている。
当初は自動車修理工場で火災が起きていたが、その火が近くのガソリンスタンド(または貯蔵施設)に引火、大爆発が起きたという。
💥 Gas station exploded in Makhachkala, capital of Russia-occupied Dagestan, as civil unrest continues due to lack of basic utilities such as water and electricity. At least 12 people have been killed and 70 injured. pic.twitter.com/0ed6Iol8np
— Igor Sushko (@igorsushko) August 14, 2023
ロシア保健省は、爆発で115人が負傷し、そのうち35人の死亡が確認されたと報告している。
負傷者のうち、16人の子供を含む65人が15日の正午現在も入院しており、2人の子供を含む11人が重体だという。
負傷者の一部は、治療のために1600km離れたモスクワに空で運ばれる予定とされ、警察は犯罪捜査に乗り出している。
Explosion at an oil depot in Makhachkala, russia 🔥👀
A response to the strike on the FOZZY hypermarket in Odesa? pic.twitter.com/7ErIwwypMz
— KOSAK 🇺🇦 (@DmytroSolenko) August 14, 2023
#BREAKING #Russia Look at the level of destruction caused by the explosion in Makhachkala, Russia. pic.twitter.com/htayQkALtF
— National Independent (@NationalIndNews) August 14, 2023
ロシアが破壊工作員の侵入を阻止
ロシアの治安部隊は8月15日、ウクライナやベラルーシとも国境を接するブリャンスク州に、ウクライナの支援を受けた破壊工作部隊が侵入しようとし、それを阻止したと主張している。
AFP通信によれば、ウクライナと国境を接するロシアの地域では、親ウクライナの武装勢力による国境を越えた侵入を含め、度重なる砲撃や攻撃が報告されているという。
ブリャンスク州のAlexander Bogomaz知事は、ロシア軍兵士と治安部隊が、国境から3.2kmも離れていないクルコヴィチ村付近で、ウクライナ人グループを阻止したと主張している。
またウクライナ側からの攻撃で家畜が死に、工業用の建物が損壊したが、死傷者は出なかったようだ。ただし、ウクライナ側がこの攻撃を行ったとは認めていない。
ロシアが国連決議違反の可能性
アメリカ国務省は、ロシアが北朝鮮との武器取引に応じれば、国連決議に違反することになるとの見方を示した。
国務省のベダント・パテル報道官は、記者団に対し、次のように語った。
「北朝鮮とロシアの間で安全保障協力や武器取引が行われれば、一連の国連安全保障理事会決議に違反することは間違いない。我々の情報によると、ロシアは北朝鮮とのこの種の軍事協力を強化しようとしているようだ」
ロシア政府、「Reddit」を監視下に
ロシア政府は8月15日、ソーシャルメディアサイト「Reddit」に対し、ウクライナでのロシアの軍事作戦に関する「偽」の情報を含む、「禁止されたコンテンツ」を削除しなかったとして、初めて罰金を科したという。
ロシア政府は、違法とみなすコンテンツの削除を怠ったとして、すでに「ウィキメディア」やストリーミング・サービスの「Twitch」、「グーグル」などを監視対象に置いており、今回「Reddit」もそれに加わることになった。(了)
出典元:The Guardian:Moscow claims ‘key’ facilities hit after Kyiv says civilians deliberately targeted – as it happened(8/15)