ウクライナが新型のミサイルを開発か?ロシアの対空システムを撃破
ウクライナ軍が新型のミサイルを開発したとの情報が流れており、それを示したらしい映像も浮上している。
クリミア半島での攻撃の動画
ウクライナ国防情報部(GRU)は先週、ロシア軍が占領するクリミア半島西部、タルクハンクト岬にあるオレニフカ村付近の映像を公開した。
その映像には、ロシア軍の「S-400対空ミサイル」を含む複合施設が激しい爆発を起こし、破壊される様子が映っていた。
🔥 В окупованому Криму знищено російський комплекс С-400
🔗 https://t.co/osfY172iKk pic.twitter.com/aR1c1qNQTP
— Defence intelligence of Ukraine (@DI_Ukraine) August 23, 2023
当初、この攻撃は、イギリスやフランスから供給されたミサイル「ストームシャドウ」が使われたのではないか、と推測されていたという。
しかしその後、ウクライナ国家安全保障・国防会議のオレクシー・ダニロフ書記は、ラジオにおいて、動画で使用された「ミサイルは新しいもので、まったく現代的なものだった」と述べ、「完璧な仕事ぶりだった」と称賛した。
対艦ミサイルを改造したものか?
もっとも、このミサイルが、完全に新しいものなのか、または改造されたものなのかは、明らかになっていない。
またこのミサイルが、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」を沈めた対艦ミサイル「ネプチューン」を改造したものではないか、とも疑われているという。
このように新しいミサイルについて詳細は明らかにされていないが、地上の標的を攻撃するように設計されているのは確かなようだ。
ウクライナの情報機関によると、この映像の攻撃ではロシア軍の「S-400ミサイルシステム」が完全に破壊されたという。
また別の報道では、一連の攻撃で、ロシア軍の「バスチオン対艦巡航ミサイルシステム」や「ポッドレットK1」などのレーダーも破壊された可能性があると伝えている。
さらに最近、ウクライナ軍は旧ソ連製の対空ミサイル「S-200」を地上攻撃用に改良したとも報じられている。(了)
出典元:METRO:Ukraine’s new ‘super missile’ wipes out Russian air defence system in ‘flawless’ attack(8/28)