マレーシアの漫画家が、海に立つゴジラの謎を笑いで解く
米国制作のゴジラ映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、5月31日に全米と日本で公開された。
この映画、ゴジラの戦闘場面が少ないという声も上がっているが、中には素晴らしくかっこいいシーンもある。
その一つ、ゴジラが天に向けて気炎を吐くシーンに目を留めたマレーシアの漫画家Ernest Ngさんは、「?」と首をひねった。
どうやって浮いているのか?
そのシーンでは、ゴジラが海の中に立っている。近くにあるのは島ではなく、米軍最大クラスのオハイオ級原子力潜水艦だ。「映画の中でこの場所は、どの海岸線にも近くない」とErnestさんはFacebookに書いている。
地球全体の海の深さの平均値は約12,100フィート(3,688メートル)とされているので、仮にこの海域もその程度の深さだとしてみると、身長120メートルのゴジラが立っているのはおかしい。
水面下の可能性
海外メディアの取材を受けたErnestさんは「映画を一緒に観ていた友人に言われて、この問題に気が付いた」と言っている。
馬鹿馬鹿しいことだとは思います。僕はいつも映画を観るときに色々考え過ぎて、ストーリーの面白さを自分で台無しにしてしまうんです。
ゴジラのこのシーンについては、映画館から出た後、友人のDanとの間で話題になりました。その時、ほんの遊びのつもりで、「考えてみれば水面下に隠れた可能性がたくさんありそうだ」と思ったのです。
あくまで映画だというのは分かっています。そんなに真面目に考えることじゃないのも分かっています。でも、僕がどんなふうに考えたかをシェアしたかったんです。
映画を観た日の夜、Ernestさんは帰宅してすぐに解説のイラストを描き始めたという。
海底の山? 「都合が良過ぎる」とErnestさんはFacebookに書いている。
ゴミが積もっている? 「深海流がある中で、こんなにゴミが積もるはずない」とErnestさん。
氷山? 「ひっくり返ってしまうだろう」
やさしいクジラ? 「クジラのウーバー(Uber)か?」
天上界の雲? 「水中に雲があるのはおかしい」
フォークリフトで持ち上げている? 「そうすると、誰がフォークリフトを操縦しているのか?」
厚底靴? 「こんなに大きく、高い靴は作れない」
答えはこれしかないはず。長い足。「ゴジラ キング・オブ・レッグス(legs)」
海外メディアの中には、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』には東宝映画にあった「優雅さ」が全く感じられないと批評しているところもあるようだが、一方で日本のファンの中には、戦闘シーンに迫力があり、好きだという人も多いという。(了)
出典元:boredpanda:Artist Hilariously Illustrates 10 Ways In Which Godzilla Was Able To Stand In A 12.100ft Deep Ocean(6/3)
出典元:Facebook/Bro, don’t like that la, bro