パリ·ファッションウィークで、モデルが火のついた服を着て歩く
ファッションショーの演出が過激さを増している。今年のパリ·ファッションウィークでは、炎を上げながら歩く男性モデルが登場した。
モデルの背中が燃えている
コペンハーゲン発の新鋭ファッションブランド「ヘリオット·エミル」のショーで、そのモデルは何気なく現れた。
ショーのテーマは2023年メンズの秋冬物。男性モデルが着ていたのは、ざっくりとしたフード付きの黒ジャケットと、大ぶりのジッパーをアクセントにしたフレアパンツ。ずんぐりとした靴を履き、手には小さなボックスケースを持っていた。
だが、観客の目はそこには行かず、モデルの背中から上がる炎に吸い付けられていた。ヘリオット·エミルの公式インスタグラムに、その様子を撮影した動画が投稿されている。
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海外メディアによれば、この時会場には消火器を持った複数人のスタッフが待機していたとのこと。また、観客の中には歌手のアヴリル·ラヴィーンさんとラッパーのタイガ(Tyga)さんが居て、2人とも呆然としながらもスマートフォンで撮影していたそうだ。
燃えながら歩いた男性モデルは、やはり耐火服でも着込んでいたのだろうか? 気になるが、それについては報じられていない。ベールのようなもので顔を覆っているのは、安全対策の1つなのだろう。
過激になるファッションショーの演出
近年のファッションショーは、過激さを増しているようだ。例えば、今年2月のニューヨーク·ファッション·ウィークでは、顔に動物の装飾を施したモデルたちが登場し、ランウェイを歩くのでなく、床を這ったり飛び跳ねたりして見せた。(SwitchNewsでも『モデルが動物の顔で登場、ネットで賛否両論』の記事で報じた)
また、昨年のパリ·ファッションウィークでは、フランスのブランド「コペルニ(Coperni)」が、半裸の女性モデルにドレスをペイントするパフォーマンスを披露して話題になった。
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(了)
出典元:Hindustan Times:Model walks at Paris Fashion Week while their outfit was on fire, video shocks people(3/2)
出典元:New York Post:Model set ablaze for runway at Paris Fashion Week, leaving fans stoked(2/28)