ワーナーがAIシンガーと初めて契約、動画でセクシーに表現し批判を浴びる
ワーナー・ミュージックが、AIで生成されたキャラクターと初めて契約し、シングルが発売された。
9月1日にデビュー・シングルを発売
そのキャラクターとは、AIミュージシャンの「Noonoouri」だ。
ワーナー・ミュージックは、AIで生成されたポップスターと契約し、9月1日にデビュー・シングル「Dominoes」をリリースした。
またビキニを着て跳ね回る、青い髪の「Noonoouri」の3分近いミュージックビデオも公開された。しかし、それが批判を浴びている。
動画では子供のような姿
「Noonoouri」は、43歳のドイツ人グラフィックデザイナー、ヨルグ・ズーバー氏により、19歳のメタバース・アバターとして2018年に考案されたという。
その後、「Noonoouri」はファッション・ブランドの「ディオール」や「バレンシアガ」「バレンティノ」のキャンペーンにも出演。トップモデル事務所の「IMGモデルズ・ワールドワイド」とも契約し、ファッション雑誌「エル」や「ヴォーグ」「ハーパーズ・バザー」の誌面にも登場したそうだ。
そして今回、デビュー・シングルの音楽ビデオも公開されたわけだが、これを見たYouTubeユーザーからは批判の声が寄せられたという。
実は、動画の中の「Noonoouri」はまるで12歳の子供のように見え、あまりにもセクシーに描かれていたからだ。
実際にあるユーザーは、このビデオを「子供を性的に扱った音楽」と呼び、インスタグラムの動画にも、あるユーザーが「なぜここに半裸のCGIの子供がいるのか説明して?」と疑問を投げかけた。
また別のユーザーは、AIシンガーとワーナーの契約により、音楽業界が破壊されるだろうと予測し、「本物の音楽の終わりがやってくる」ともコメントしたという。(了)
出典元:NYPost:Warner Music bashed for signing record deal with ‘creepy’ AI pop star with the body of a ‘12 year old’(9/8)