記録的寒波から飼い主のいない犬や猫を守るため…トルコの人々の取り組みが暖かい
ヨーロッパに記録的な寒波が到来し、ポーランドやイタリアでは18人の死者が出たとされるが、実はトルコでも気温がマイナス5℃にまで低下し、65cmも雪が積もり人々の生活に影響が出ているという。
そんな中、飼い主のいない動物たちも寒さを凌げるようにと、人々の思いやりのある取り組みが行われ、話題となっている。
●犬たちに毛布をかけ食べ物も与える
その状況を目撃したのはAli Çelikさん。彼によればその日、仕事に行く途中に雪で覆われたイスタンブールの街を歩いていたという。
すると地元のショッピングモール内のそれぞれの店の前に、飼い主のいない犬たちが何匹も横たわっていたそうだ。
しかもそこには3人のボランティアと思われる人々がおり、床にダンボールを敷き、寒さを凌げるよう犬たちに毛布をかけ、それぞれの前に食べ物も置いていたと言われている。
彼はその光景を撮影し、ネットに投稿。するとまたたく間に拡散したという。
●売り場を動物に開放している店も
またネットメディアのthe dodoによれば、他の店の中には動物のために売り場を一時的に開放しているところもあるという。
実際、イスタンブールで「Penti」という衣料品店を開いているArzu Inanさんは、犬たちを店内に入れて居心地よく過ごせるようにしているそうだ。
また文房具店を営むSelçuk Bayalさんも飼い主のいない猫をお店の中に入れ、ストーブもつけて、厳しい寒さを凌げるよう世話をしていると言われている。
Bayalさんはboredpandaの取材に対し「私たちは人間です。これらの動物たちは神によって私たちに預けられている。私たちには彼らを世話する責任があるのです」と語っている。
本来なら飼ってあげたいが、そうはいかず、せめてこの寒さから命だけは守ってほしい、彼らの行動にはそんな願いがこもっているのかもしれない。
出展元:thedodo:People Are Doing The Nicest Things For Stray Dogs During Snowstorm(1/9)
出展元:boredpanda:Worst Snowstorm In Years Just Hit Istanbul, And This Is How People Are Helping Stray Animals(1/11)