アメリカで売られている、1粒2800円の日本のイチゴが物議に

1粒19ドル(約2850円)のイチゴを食べたアメリカのインフルエンサー。自撮り動画をTikTokに投稿したところ、あまりの値段の高さにショックを受ける人が続出した。
L.A.の高級スーパーで売られているイチゴ
日本の高級フルーツを専門に扱う「Elly Amai」という会社が輸入し、ロサンゼルスの高級スーパー「Erewhon(エレウォン)」で販売されているイチゴ。それを美味しそうに食べ、動画を投稿したのは、Alyssa Antociさんというインフルエンサーだ。ちなみに彼女は、スーパーEreshonのオーナーの親族。
動画の中で彼女は、そのイチゴを「日本の京都から来たイチゴ」「世界中で一番美味しいイチゴだろう」と紹介し、パッケージを開けて食べ始める。
食べた感想は、というと、「私が人生の中でこれまで食べたイチゴの中で、ベスト」。
人気TVトーク番組でも話題に
海外メディアによれば、この動画はあっという間に拡散され、他のインフルエンサーたちも配信のネタにしたそうだ。ただ、話題になったのは美味しさでなく、19ドルという値段の高さ。「ディストピアのようだ」「これまで感じたことのない新しい悲しみと言える」「どんな人が買うかを調べる社会実験」といった、否定的な意見が多く上がった。
このイチゴには、アメリカの人気TVトーク番組「ジミー·キンメル·ライブ!」も反応し、先週、司会者のキンメルさんと女性ゲストがスタジオで実際にイチゴを試食。美味しさに驚くという結果になった。
Elly Amai社とスーパーErewhonの広報担当者によれば、イチゴの産地は「イチゴ王国」と称される栃木県。熟した状態で摘み取られ、その後24~48時間のうちにErewhonの商品棚に並べられるそうだ。スピーディーな輸送にコストがかかるので、値段が高くなるらしい。(了)
出典元:UPI:Single strawberry raises controversy over $19 price tag(2/27)
出典元:ELLY AMAI KYOTO
