インドの学生がポールペンの部品を利用して世界最小の電気掃除機を作り、ギネス世界記録
インドの大学生Tapala Nadamuniさんが、小指ほどの大きさの掃除機を作り、ギネス世界記録に認定された。電池で動き、ちゃんと塵を吸い取ることができる。
本体の大きさ0.65 cm
この掃除機は、取っ手や電源コードを除いた本体部分の厚さ(モーターの回転軸方向の長さ)が0.65 cm。2022年にギネス記録となっていたものより0.2 cm小さく、今回、新記録として認定された。
Tapalaさんは、2020年に1度、1.76-cmの掃除機を作ってギネスタイトルを獲得したことがある。彼によれば「今回はその時とは違い、全く新しい設計になっている」とのこと。50を超える図面を描いてアイデアを練ったそうだ。
材料のほとんどは、詰め替え式のボールペンから取ったもの。加えて、小さなプラスチック片や金属片も使われている。
ギネス記録は、「電気で作動し、内部の陰圧によって屑を集める装置」が掃除機であると定義している。つまり、実際に塵などを吸い取らないとダメということだ。Tapalaさんもこの点に苦労した。
完成した掃除機は、4V電池で動く振動モーターでファンを回し、吸引力を発生させるというもの。ギネス記録のサイトによれば、「電池を繋げると、ブーンという音を立て、細かい塵を吸い込む。溜まった塵は後から取り出して空にできる」とのこと。
子供の頃からガジェット作りが趣味
子供の頃から、新しい工夫のあるガジェットを考案することが趣味だったというTapalaさん。4年前に失ったギネスタイトルを、今回の新作掃除機で奪回できたことをとても喜んでいる。ギネス記録のサイトには、彼のこんなコメントが載っている。
このちっちゃな掃除機には、大学の学生たちみんなが驚いています。学部の先生たちは「これまで見た中で最も見事な発明品だ」と言ってくれます。
(了)
出典元:NDTV:Indian Student Creates World’s Smallest Vacuum Cleaner Using Parts From A Ballpoint Pen(9/6)
出典元:Guinness World Records:Indian student builds world’s smallest vacuum cleaner using a pen(9/3)