超巨大ハリケーン「イルマ」の爪痕、上空からの映像でヴァージン諸島の被害が明らかに


巨大なハリケーン「イルマ」が9月6日に、カリブ海にあるイギリス領ヴァージン諸島に上陸。大きな被害を及ぼしたが、その爪痕をヘリコプターが上空から撮影した。

 

屋根が吹き飛ばされ骨組みだけに

 

撮影を行ったのは、ヴァージン諸島シャーロットにあるツアー・輸送会社の「Caribbean Buzz Helicopters」。

 

彼らは「イルマ」が去った後の、被害状況を調べるため、所有するヘリコプターを飛ばし、上空から撮影した。

 

その動画は彼らのフェイスブックにアップされているのだが、そこには夥しいほどの破壊された家々や施設などが映し出されていた。

 

下の動画はバージンゴルダ島、ヨットクラブがあるBitter Endという街。海沿いの家は、ほぼすべて屋根が吹き飛ばされ、骨組みだけしか見えていない。

 

グアナ島にあるWhite Bayの様子。ここも多くの家が被害を受けている。

 

街の施設も破壊され、あたりには瓦礫が散乱。

 

北部にあるアネガダ島のCow Wreckビーチ付近。木々なども根元から倒され、威力の凄まじさを物語っている。

 

トルトラ島。

 

ユーステーシャ島。

 

セイバ・ロックの島。施設が完全に破壊されている。

 

観光客に人気の空港も大きな被害

 

またサン・マルタン島にある有名な「Prinses Juliana国際空港」も大きな被害を受けた。ここは飛行機がマホ・ビーチ上空をすれすれに飛行する場所として、世界的にも有名な人気のリゾート地とされている。

flickr_Masahiro TAKAGI

しかしハリケーン「イルマ」によって空港内も水びたし。椅子やがれきなどが散乱している。

イルマが到達したカリブ海地域では、これまでに少なくとも20人が死亡。さらに国際赤十字によれば、すでに推定約120万人が被害を受けており、その数は今後2600万人に急増する恐れがあるという。

 

また直撃を受けた国々では、飲料水の供給が途絶え、衛生設備も機能しなくなった地域で、伝染病が急速に広まる恐れがあるそうだ。

 

現在、イルマは北へ進路をとり、ほぼ変わらぬ勢力でキューバに上陸。さらにやや勢力を弱めながらも依然として強風を伴い、アメリカ南部のフロリダに到達するとみられている。(了)

 

出典元:BBC:英領バージン諸島で非常事態宣言 超大型ハリケーン「イルマ」(9/8)